実は年賀状を出しています。
届いている人はお馴染みですが、届いていない人はすいません(?)
一応お店からの年賀状ですので、取引先やお客さん向けに出しているものです。今年から取引先や関係者へ年賀状を出すのは辞めましたけどね。
この時代に果たして年賀状を出す意味があるのか、そもそもお店から年賀状を出す意味があるのでしょうか。
年賀状を出す理由と現状
私はお店を開業してから宣伝活動や営業活動というものをほとんどやっていませんでした。
その中でも個別営業は一切しません。営業メールや営業電話、ダイレクトメールなどもすることがありません。
『○○さん、今度新作発売するのでいかがですか~』とか『××さん、来週あれがお得なのでどうですか~』みたいに直接連絡することですね。
購入者の顧客情報に基づいて個別に連絡する営業はまったくやらないです。
だからお客さんの中には一度家具を販売したら、それっきり話すことも顔を合わすこと無い方々も多いです。
まあもちろん家具屋の常連なんて難しいですから、数年越しに再来店してくれる人も普通ではあります。
すると私としてはお客さんにちゃんと感謝しているということを伝えたいのに伝えられませんのでなんだかモヤモヤします。押しつけがましいですけど。
そこで考えたのが”年賀状”です。
2011年に開業した年から年賀状を出すようにしました。
年賀状にしたのは”商売感”が無いからです。
あくまで年賀状は挨拶みたいなものですから、商売抜きにして受け取ってもらえるだろうと考えてのことです。
こちらとしても販売促進のためのDMのつもりはありませんから、別に年賀状を受け取ったからといってまた買ってくれるなんて思ってもいませんし期待もしていません。
それと『私が無事に生きていますよ!』という報告にもなっていますのでお客さんも安心してもらえるんじゃないかなと。
ハーマンミラー製品なんて最長保証12年とかですからね、そりゃ買った店がなくなると困りますから。
この時代にあえて年賀状を出すことで、受け取る側にもビジネスメールだと一蹴されなくて良いです。
メーリングリストで挨拶したらお金もかからなくて最高ですけど、わざわざ印刷して個別に送るという行為の大変さが相手に伝わるかなと。
その年賀状も最初は十数枚でしたね。
売上もなかったですし、お客さんも少なかったです。
住所知っている人じゃないと出せませんからね。
それが今やトップ画像の通りとんでもない枚数になっています。
桁違いの年賀状枚数ですから、予算もま~すごいです。
挨拶で出すような金額ではなくなっています。
それが実は結構辛くなっていまして・・・
なにが辛いって毎年デザインを自分で考えて自分でイラレで作成しているというのもあります。
毎年干支をモチーフに家具を絡めたデザインを作って、膨大な量の住所録を入力してまとめて印刷に出して完成したものを投函していますけど、これが普段の仕事と並行するには無理がある仕事量なんですよ。
これがあるから12月はやばいですね、まったく仕事が終わらないです。
毎年『今年は年賀状を出すのをギブアップしようか・・・』と最中には悩んでいたりします。
さすがに無理が来たので今年からは取引先や関係者には出すのを辞めました。
冷静になって考えたら出さなくても別に問題ないですし。
当初はまさかここまで年賀状が増えるとは想像していなかったので今まさに予算と仕事量の問題に直面しています。
しかしですね、年賀状って辞め時がわからないですよね?
突然やめても相手から年賀状が来るじゃないですか。
それにこれだけ年賀状を続けている中で唐突に年賀状を辞めたらそのまま忘れ去られそうですし、何より相手は『あれ?消えた?』と思われて心配されちゃいます。
あ、でも心配してHP見てくれたら生存の確認は出来ますから、それはそれで良いですか。
HP見てもらいたいですし。
もう本当に限界が来たら年賀状を辞めるかもしれませんが、今からメールでの挨拶にするにしてもメールアドレスを登録するのも辛いっす。
ということでお店として年賀状を送る理由と大変さでした。
できる限り続けていきたいですけど、今年がもうすでにどうなるかわかりません!
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