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従業員・店員同士で売上を競わせるインセンティブ制度に否定的です

お金の写真

お店の店員が売り上げに応じて給料が増える「インセンティブ制度」というものがあります

固定給プラスその店員が売り上げた販売額の何%かを追加報酬にするというものです。

 

どうしてこうするかは簡単で、固定給だと仕事をしてもしていなくても変わらないのでやる気が無くなり職務怠慢するから可能性があるからです。表向きは頑張ったボーナスですけどね。

会社は全従業員を見張ることは出来ませんから、お店で毎日さぼっていて「今月も売り上げ悪かったんですよー」と報告だけされてもわかりません。

だからやる気を出して売ってもらうために導入される一般的な制度です。※ものすごい偏見です。

 

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ただ私はこの売り上げインセンティブについては否定的な考えです

 

同じお店やショールームの中で店員同士で売り上げを競わせる。良くないですよ。

本来は味方同士で一丸となって売り上げを上げるように尽力したりしないといけないのに、同僚同士で軋轢の元を作ってはいけません。

 

だって絶対にフェアじゃ無くなりますもん。

”売上が盗られた”とか同じ店の店員同士で複雑な感情を持つ要因になりますよ。

 

そもそもの話、その店にお客が来るのはその店に来るのであって、その時たまたま対応した店員が売れたということで、いったい何が優れていて何をもって優劣を付けているのか意味不明です。

 

完全に運じゃないですか。

 

自分で呼んできて連れてきたお客さんとかだったらまだわかりますよ。それのみが評価対象だったらです。違うじゃないですか。

それに決済をした人が評価対象になるのもおかしくて、一回頑張って接客したお客が再訪して別の店員が決済したらその人のインセンティブになるんですよね。

両人同士がその問題に気づいて売り上げを譲り合ったりすることもあるでしょうが、それが無かったり確認不能だったらそれまでです。※これは商売自体の問題でもあります。売り上げを奪ってでも上げたほうが勝ちという。。。

 

カリスマ店員とか、その店員がいるから気に入って買うというのもあることはわかります。が、その店員だってその店の店員だから来ているのであって、結局は会社や店ありきですから最初の出会いは運です。後ろ盾あってこその成果です。

その人自身が開業した店で自分が立っている場合のみ、その人のために来ているといえます。

 

話が反れるのですが、売り上げがすごくてカリスマ的な店員が居て周りからすごく評価されているアパレル店員がいるのですが、私はそのことを良く思わないんです。理由はその人の裏の顔がひどいからです。

以前私が雇われて商業施設のショップに勤務していた時のことですが、隣の店がそんな人がいるお店だったんです。

開店前や閉店後に隣から罵声が聞こえてくるんですよ。女性なんですけど「てめー!○○だろ!」とかスタッフを罵倒したり「(お客のこと)あいつさ!また来たからあれ売りつけてやったわ!」とか罵詈雑言のオンパレードです。

そんなもんですよ。結局見えないところでしょうもない人間なんです。売り上げを上げているのだって何をやっているものかわかったものじゃありません。問題のスタッフは店長だったのですが、スタッフは完全にビビってますからね。言いなりのロボット状態ですよ。

それが表ではわからないし、その可能性も気づかないから評価されているんです。

こういうことがあるから店員とか周りの評価というのは信用できないんですね・・・

いや主に私のことだけと思って読んでくださいね。皆さんはどう思ってもどう感じても自由です。この話題を不愉快に感じたら恐縮です。文句があれば私に言ってください。

 

話戻ります。

 

だから月給だったり時間給があるのに、さらにそこに偶然による成果を導入するののは理不尽です。

これの問題点は、先述の店員同士の売上の奪い合いが起きることにあり、本来の役割である健全な商空間が店員によって損なわれてしまいます。売り上げの奪い合いだけでなく、不正も起きる原因にもなりますし、インセンティブ達成のために自腹購入をすることもあります。マルチか。

この曖昧な成果主義により労働時間の自主的な延長もしてくれるかもしれませんし、結局は会社にとって都合が良いものですね。

 

しかも昔と違って今はショールーミング問題がありますし、それが他店だけじゃ無くて同じ会社のオンラインショップもあります。

客側からしたら同じ会社なら店舗で買ってもオンラインショップで買っても同じ感じがするじゃないですか。他の店で買う最低なショールーミングとは違いますからね。

が、実店舗で接客した店員には報酬がないし、売れないからと評価もされません。売り上げにつなげた成果を無視されます。

 

これでいったい何を評価するのでしょうか?

 

誠実な人ほどやっていけません。ズルをしてでもやっていくやつほど残ってしまいます。

で、そんなのだけ残っていった結果がいまの”売れない”という現状です。そりゃ無能ばかりですからね、売れなくなりますよ。

 

で、今どういった方針にシフトしているかというと、実店舗は人を配置しないショールーミング専門のストア化です。無人レジにAI化。そのうち完全に店舗は自動になります。

 

頑張って売り上げのために会社のために働いて、会社が儲かったら設備投資してその先は店員や人が要らない未来ですよ。何のために働いているんでしょうかね。

インセンティブなんて会社にとっては大した報酬じゃないですよ。些細な報酬で身を削ってくれる人が欲しいだけです。

 

ただ一概にインセンティブ報酬が間違いかというとそうではありません。

もっと高額の決済になるような商売ならありだと考えます。

それこそ車や住宅といった一回で何千万円もいくものですね。

これなら一度のインセンティブで数十万から数百万になりますから、受け取る報酬も半端ないものになります。

またこれが重要なのですが、”まず個人では売ることが出来ない物”というのが働く人のメリットとなります。

一千万円の車を売りたくたって個人店で売ることなんて無理じゃないですか。いろんな意味で。

だから会社で勤めているのがメリットとなります。受け取る報酬もすごいものです。

ただまあこれも問題があって、顧客にインセンティブ分負担をさせているとことでもあります。

あと、売り上げの奪い合いはさらに苛烈です。

 

確実に言えることは会社にとって人件費というのは大きな要因です。社員が優秀でそれが会社の発展する人たちなら重要な存在ですし給料や待遇も良いのなら話は別ですが、会社にとってただ製品を売るだけの存在程度の従業員は、それが必要なくなって売り上げが維持できるのであれば最高となってします。それが出来てしまう時代になってしまいました。(企業の社会的責任は別ですよ。人を雇うことが企業の務めでもありますけど)

もちろん小さな会社でも社員共に大きくしていって一丸となって成功しようという気概があるならそれも素晴らしいものです。

 

だから将来的に人が要らない時代がきます。というか来ています。

一部の会社だけが儲かり、一部の人たちだけが商売を出来る時代となります。

 

未来を見据えた動きをしましょう。

私はそれを見越して商売をしていますが、どうなるかなんて正確にはわかりません。

 

それにしても昔の家具やインテリアを置いておけば売れた時代は楽で良かったですね。私は経験してませんが昔話を聞くと羨ましいものです。

まあそこで怠慢した結果が現状ですけど。そんな昔話していたって今から良くなることは無いのに全然ダメなままです。

 

良い時に危機感を持った行動をする。これが出来ていたら。

 

やっぱりこれは私自身だ独立して一人で商売をしていてよく実感したことです。

売上を奪ったりし合ったりするような環境では健全な環境は作れません。店単位でしてどうするのかって話です。

 

最後に、私がそう思うだけの話なので、インセンティブに肯定的な人たち自体を否定する気はありません。各々が正しいと考えるとことをするのが良いですよ。

 

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