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スツールがどうして流行っているかその理由を書きます

スツール

ある時期から背もたれのない小さな椅子「スツール」がかなりヒット商品として見かけるようになったと思います。それこそアアルトのスツール60なんかが顕著ですね。

スツールを新商品として発売するメーカーも以前より増え、家具屋・インテリアショップでも以前よりスツールを多く見かけるようになりました。

 

スツールは家具を売る側にとっていろいろ都合が良いアイテムなんですよね。

 

何が良いかを店目線で書いてみます。

 

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手軽な再購入要素のある家具

 

高額じゃない

スツールは手ごろな大きさの家具ですから総じて高額ではありません。

有名デザイナーの物でも数万円から高くても十万円台です。

単純に店として家具を販売するとなると、高額ではないものほど販売がしやすいです。

高級で高額な家具を売るにはそれだけの力が要ります。

 

配送コストも小さい

スツールは小さな家具ですから梱包サイズもコンパクトにまとまるため配送料が安く済みます。

それは工場からの流通の過程でも顕著なものですし、お店から送料無料で顧客に送るにしても送料は安く済みます。(ただスツール自体が安いので送料の負担率は大きいですけど)

特に組み立て式のスツールはもっとコンパクトになるためなお良し。

 

展示スペース/在庫スペースの確保が容易

大きな家具は展示するのにスペースも要りますし、それに合わせたインテリアコーディネートシーンも作る必要があります。

そこに来てスツールは、ちょっとのスペースにサラッと置いておくだけでOKです。

在庫をストックするのにも場所をとらず非常に便利です。

そのかわり、スツールの在庫を持たないようでは売れづらいです。小さな家具はすぐに手に入ることが販売促進になります。

 

組み立て式家具でも顧客が組み立てを出来る

スツールは構造上簡単な造りが多いです。

だから素人でも組み立てできることがほとんどです。複雑な家具は顧客に組み立てを任せられません。

スツールは顧客に組み立てを丸投げできる都合の良い家具です。

 

 

天板のカラー変更や生地の変更など提案が無限大かつ限定品も用意しやすい

特に座面部分を生地張りに出来るものです。

もう生地の素材から柄からもうなんでも無限にバリエーションが作れますし、他ブランドとコラボレーションも何でもやりやすいです。

 

ここからが重要です。

 

すでに家具が揃っている顧客へのアピールが出来る

もう家具を全部揃えた顧客へはさらに家具を買ってもらえる可能性はありません。

いつかの買い替え需要に向けたアプローチは大切ですけどね。それがいつになるのか。

でもスツールだったら今の顧客の環境にプラスアルファで買ってもらえる可能性があるじゃないですか。

場所もとりませんし、『あると便利なものですよ』ということでスツールのセールスが出来ます。

これが限定品やコラボ家具を売るときに都合が良いことでもあります。

 

普通に考えて、家具の限定品やブランドとのコラボ家具を作っても、根本的に家具が必要な人たちにしか販売できる可能性がありません。

すでにソファを持っている方へ『ソファもう一つどうですか』なんて提案したって売れることありませんからね。

それがスツールなら良いじゃないですか。いくらでもコラボ家具を作ることが出来て、それが発売ごとにいくつも買ってもらえる可能性もありますし、何だったらコレクションしてもらえます。

 

つまり、スツールは家具が揃っている顧客へ向けて販売が見込める家具なんですよ。

 

だからみんなスツールを売りたいんですよ。

 

あと、買いやすい家具から買って貰い、ファンを増やしてそのうち大きな家具を買って貰う”きっかけ”になりえる存在でもあります。

 

それから、けっこう身もふたもないことを書いてしまうのですが・・・

家具が売れない時代とは言いますが、家具を売る力がなくなった会社や家具屋やインテリアショップで家具が売れていないだけなんですよ。実際、家具がものすごく売れて成功しているところもあります。

例えば家具が売れないお店ですが、雑貨を増やして単価を下げて売り上げを稼ぐことをしているため、結局余計に家具が売れなくなっていってしまっています。

だから安いものしか売る力がないのと、顧客層的にもスツールは置いて置いたらまだ売れる。ということですね。

 

ちなみに私のお勧めのスツールはこちらです。

イームズウォールナットスツールです。これは良いものですよ。

 

イームズウォールナットスツールのストーリーと心に残った光景 ※2023年に名称がイームズターンドスツール(Eames Turned Stool)に変更
イームズ名作スツールといえばイームズウォールナットスツールです。 実際にデザインを手掛けたのはレイであり、そのストーリーとスツールを見て心が残った光景はここです。

 

内容について異論があればどうぞ。

 

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