DARNING SAMPLER BEAR
このクマのヌイグルミは、今や世界的なデザインデュオともなったアムステルダムのショルテン&バーイングスと、ニューヨークのマハラム社がコラボレーションしたプロダクトです。
日本だけの展開がされており、国ごとに合わせたアプローチがあるのだと良く分かるものでもあります。
目を付けるのが日本向け
写真は日本で発表されたときに展示されていたダーリンサンプラーベアですが、目が付いているのが日本独自展開となっています。
(マハラムテキスタイルのイームズドットでも作られました。)
(https://www.maharam.com/products/bear/colors/001-terracotta)
もともとこのベアーはマハラムのオリジナルグッズでした。
それをショルテン&バーイングスとのコラボということで、彼らのマハラムテキスタイルをダーニング技術を使って縫い上げられたものです。
上写真を見てもらうとわかる通り、もともと目は付いていませんでした。
それを日本で展開するにあたってショルテン&バーイングスは目を付けるという判断をしました。
以前東京の丸の内で開催された彼らの特別展示会で行われたトークセッションにてその理由を語っていました。
その理由は。
「日本は漫画とかアニメが好きだから、キャラクター付けをした方が良いということで目を付けたんだ」
というものです。
実際、かわいらしくなったことで確かに日本で受けそうなデザインになっています。
もちろん彼らは軽いノリでつけるような安易なデザイナーではありませんから、十分に考えたうえでの判断でしょう。
日本だからと言ってみんながみんな漫画やアニメが好きなわけではないのですが、他国のデザイナーから見ると日本はそんなイメージなんだと思います。
そうしたことが良く分かるプロダクトですね。
こうして国ごとの特色に合わせてデザインはアプローチを変えるものみたいです。
私個人的には目が付いていないほうが良いのですが、それはたぶん私が漫画やアニメを見ないからかもしれませんね。 (漫画はたまにちょっと読みますけど)
みなさんはどっちが好みですか?
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