まさに錠剤のようなエーロ・アールニオの「パスティルチェア」とは

パスティルチェア

– PASTIL CHAIR –

デザイナー:Eero Aarnio (エーロ・アールニオ)

フィンランドの著名デザイナーであるエーロ・アールニオ(1932~)が1967年にデザインしたパスティルチェアは、別名ジャイロチェアとも呼ばれています。

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この椅子はジャンルとしてはラウンジチェアでいいでしょうか・・・?

座ると底面が揺れて360度回転するなど非常に不安定な構造ですが、それが魅力の椅子でもあります。転倒する可能性はありません。

ジャイロチェア

そしてこの見た目の可愛さも特徴です。(上写真は以前私が持っていたものです。)

パスティル(Pastil)は”錠剤”という意味であり、まさにそれをイメージした椅子となっています。

薬の錠剤ではなく”甘いお菓子をイメージしている”とアールニオは語っています。

M&M’sのようなコーティングされたチョコレートのようなものでしょうかね。

アップの写真

構造自体は単純で、FRP(ガラス繊維入り強化プラスチック)素材を丸い形と窪ませた形の2種類のパーツを成形し、それを重ね合わせて完成させています。

内部は空洞のため水に浮きます。湖の上でこの椅子に座って釣りをしている写真があります。

「ジャイロチェア」という別名は、”ジャイロ効果”から来た呼び名だと言われています。

”ジャイロ効果は物体が回転することで姿勢が安定する現象”のことを意味します。つまり、このパスティルチェアは回転させることで安定するからということなんでしょうが、回転させませんよね。普通。座っている状態でグルングルン回転なんかさせたら座っている人が大変なことになります。まあでもジャイロ効果は起きますね。

アールニオといえばボールチェアやポニーのような流線型とプラスチックを使用した家具が有名です。このパスティルチェアも彼の色使いとセンスがいかんなく発揮された名作椅子に違いありません。

最初の製造はアスコ社が行い、現在ではフィンランドのアデルタ(ADELTA)社が正規品の製造販売をしています。

アデルタ社はエリエル・サーリネンの家具を製造するために1989年からスタートした家具ブランドです。

エリエルはエーロ・サーリネンの父親です。

建築家であり家具もデザインしたエーロ・サーリネン。ペデスタブルシリーズやウームチェアはあまりにも有名です。 Knollとの関係も深い彼のストーリーを書きました。チャールズ・イームズとも関係が深い人物です。

またエーロ・アールニオは存命かつ現役で活躍しています。

北欧だからと言ってナチュラルほっこりな家具デザインだけじゃないんですよね。パントンもデンマークですし。

パントン自身のことは、あまりよく知られていません。情報も少ないので珍しい内容になったと思います。 以前まではヴェルナー・パントンという表記でしたが、最近はヴァーナー・パントンになっていますよ。

パスティリチェアは私も販売してますよ。ボールチェアも販売していますしね。

今正規品の価格が30万円ぐらいですね。欲しい人はご相談ください。

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