– Eames Task Chair –
デザイナー:Charles & Ray Eames
キャスターが付いたイームズシェルチェアがハーマンミラー社より復刻されました。
シェルチェアの素材やアプホルスターorシートパッドなど選択可能です。
復刻に際してベースは安定感のある5本に分かれたキャスターベースとなっています。高さ調整、回転機能付き。
サイドシェル ¥90,000(税別) ~
アームシェル ¥106,000(税別) ~
キャスターが付いたことで移動がしやすいシェルチェア
オリジナルのキャスターベースは1953年に同社(ハーマンミラー)より発売されました。
発売当時のキャスターは4本に分かれたものでした。
イームズ夫妻は多様化するニーズへ向けてイームズシェルチェアの新たなラインナップとしてこのキャスターがついたベースをデザインし、イームズシェルチェアのアイコニックな風貌はそのままにオフィスに向けた快適なワークチェアとして活躍の幅を広げました。
キャスターベースはその後、様々なバリエーションが開発されました。
手動昇降だけでなくチルトが付いた仕様に、コントラクトベースやユニバーサルベースの先にキャスターを付けたベース、製図用に支柱を長くしたドラフティングベースなど様々です。
サイドシェルチェアにはスリムな見た目に合わせてほしみのコントラクトベースにキャスターを付けたベースもありました。
それらは80年末のイームズシェルチェアの製造終了とともに終わりを告げました。
イームズ夫妻によるキャスターがついた椅子自体はアルミナムグループやソフトパッドグループ、エグゼクティブチェアが残りました。
(ヴィンテージでは存在しないイームズウッドシェルチェアのキャスターベース)
それから90年代後期にヴィトラ社がポリプロピレンに素材を変えてイームズシェルチェアを復刻し、しばらくした後にキャスターが付いたシェルチェアも復刻をしました。
それを10年ほど前までは日本でもハーマンミラージャパン社が販売をしていました。ヴィトラ製造のハーマンミラー販売です。
そして現在、とうとうハーマンミラー社による復刻製造が始まったのが今回のイームズタスクチェアです。
脚が5本に分かれているのは安定性の為です。
昔はハーマンミラー社はキャスターが付いた椅子は4本脚に分かれていたのがほとんどでしたが、安定感に欠けるために現在は5本に分かれたベースにしています。
市場価格から見るとヴィンテージのイームズシェルチェアより新品復刻品の方がお値打ちのため、実用的な椅子を求める人にピッタリです。
イームズ製品を専門とするハーマンミラー正規販売店はこちら(私の店です)
コメント