長時間座ってパソコン作業することで、腰や肩が痛くなり、身体に様々な不調をもらたします。
その為、優秀なワークチェアを使うことで身体へのダメージを軽減します。
そもそも人間は座ることに適していないために問題が生じるわけです。
座って作業をすることが身体に悪いということで、「それならば立って作業することが一番身体に良い」とスタンド状態での働く環境づくりを推奨されていることがあります。
(https://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/design-resources/images.html?text=Herman%20Miller:Products/Augment#)
このような状態ですね。
パソコンを立って使う。
ですが、このスタンドの状態での作業はよく理解をしていないと逆に身体に負担をかけることになります。
見よう見まねで”ただ立って作業をすればいい”や”オフィスにも椅子なんかいらない”というのは誤りです。
理屈は正しいスタンディングデスク
確かに直立した状態での作業は人間の構造に適しています。
だから立って作業するほうが身体に良い。背骨も逆S時になることで腰痛対策になる!!
・・・というのは理想ではありますが、机上の空論に近い部分があります。
それが正しくできるのならベストです。可能ならですね。
まず、直立した姿勢のままだと足に負担がかかります。足の疲労により長時間立ち続けるのは困難です。
直立することで背骨が逆S時になるのは良いですが、足の疲労により体を前や後ろに倒すことで結局正しい背骨の形が崩れます。背骨を逆S時の状態に背骨を保つのなら腹筋を使う必要もあります。筋力のいる姿勢です。
そして一番難しいのが、左右均等に荷重をかけたまま作業を続けることです。
直立して作業をしているつもりでも、疲労や錯覚により、無意識に右や左に身体が傾きます。そうすると、どんどん身体が曲がっていき、ひいては背骨の変形を招く可能性があります。
立ったまま長時間の作業をすること自体は人間にとって適した姿勢ですが、その理想通りの姿勢を続けることが難しく、結局は身体にダメージをもたらすことになります。
(https://www.hermanmiller.co.jp/content/hermanmiller/apac/ja_jp/home/design-resources/images.html?text=Herman%20Miller:Products/Augment#)
そこで、一番良いのは立ったり座ったりを繰り返すことです。
様々な姿勢をとることが出来る環境こそが最も人間にとって良い環境といえます。
スタンド用のデスク、スツールなど様々な用途に合わせて設置します。
そこまで場所も予算もかけられない場合は、結局優秀なワークチェアを用意して座って作業をするのが一番です。
ちなみに、歩いている状態が人間にとって最も健康的な姿勢だという話もあります。
だからランニングマシーンにテーブルを付けて、歩きながら作業をするのが最高かもしれません。(疲れますけど)
そんなのあるのかって話ですよね。
実際あるので。
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