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家具の正規品とコピー品が同じ場所で売られない理由

正規品とコピー

家具には正規品と、そのコピーが存在します。

この二つの存在ですが、基本的に同じ店で売られていないはずです。

正規品は正規品のみ扱う店で販売されており、コピーはコピーだけ販売しているお店で扱われています。

これは家具だけに限った話ではありませんが、正規品とコピーは同じ場所で通常は販売はされません。

 

理由は簡単で、正規品を製造する家具会社はコピーを扱うようなお店と取引しないからです。

正規品とコピーが混在する店が存在すると、消費者にとって混乱を招く要因となり、さらにコピーという存在を認めている様にもとられます。

 

『正規品がコピーに負けるのか!比べられるのが怖いのか!その程度なのか!』

 

なーんてキツイこういった意見があるのも分かります。

理想はそうですね、本物の価値が誰にでも伝わり確固たる地位と売り上げを築けることです。

 

コピーと比べられること自体が怖いわけではないのですが、困るのが”正規品”という存在がコピーの売上の”ダシ”にされることです。

 

まず、正規品とコピーとでは価格差が大きなものになります。

デザインによってはコピーは正規品の価格の1/10未満だったります。

 

そして店にとって売りやすいものは価格の安いものです。

安いものやセールといったことは、何の努力も工夫もしなくても誰でもできる最も短絡的な販売方法だからです。

 

ただ、価格が安いというのは”なにか比較するもの”が必要です。何と比べて安いのか。

普通はそれが”定価に対して”となりますが、これを”正規品に対して”にしてしまうんです。

 

『正規品が○○万円に対して、似たもの価格が1/10です!安いですよ!』

 

こうお店が販促してしまうんです。

するとですね、いかにコピーが良いものか、正当な物か、価値のあるものか説明しだすんです。

本物に忠実だとか、著作権が切れているとか言いだして、さも正当な似た優秀なデザインが安いんだ!というようにコピーの販促ばかりするようになります。※誤用です

 

逆に正規品は販売に力を入れません。客寄せパンダみたいなものとします。お飾り。

だって正規品を売るにはそれなりに努力も工夫も勉強もしないといけませんし、誰でも出来るわけではなく、販売店としての格や実力も条件も制約も必要となってくるからです。

だったら簡単で利益もとれるコピーを売るという判断になってしまいます。

 

そうして正規品は飾りとなってしまい売上にはなりません。

なのに比較だけされてコピーの市場だけが膨らんでいってしまいます。

 

いくら正規品といえども、売り手が価値を伝える努力をしないと全く顧客側には伝わりません。

家具なんて放っておいて売れるなんてことありませんからね。

 

それをせず、コピーばかり持ち上げられたら、そりゃぁコピーが売れるようになりますよ。

買い手もそれを信用しちゃいます。

 

だから正規品はコピーを売る店では売られないわけです。

混ぜてもらっては困るということです。

 

正規品が売れなくなった店がコピーに走ることもあります。

 

今後はオンライン中心となると、ますます正規品とコピーの境目があやふやとなるので、家具の価値をしっかり伝えていける存在は貴重となりますね。

 

私もこれからもちゃんとした情報を皆さんに伝えられるように努力します。

 

 

・・・ちなみに、このやり方で大きくなったところがありますけどね。

似たオリジナル家具を作って販売するんです。

本来は大した家具じゃないのに、あくまで正規品より安いだけの価格設定をすることで高い利益率を出します。

私の独り言です。

 

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