静岡県葵区に故・倉俣史朗 氏が内装をデザインしたBar「CoMbLé (コンブレ)」があります。
氏が手掛けた現存する数少ない店舗の一つです。
実際に訪問をしましたので現地レポートをします。
静岡にある現存する倉俣史郎の空間
CoMbLéという店名も倉俣 氏が名付けており、ロゴ自体も同氏によるデザインです。
静岡駅から徒歩でも12分ほどで着く場所にあるため利便性の良い場所に店舗は構えています。
静岡駅は新幹線の「こだま」と「ひかり」が停まります。
店舗前には”オバQ”の愛称で知られる代表的な照明「K-series」の最も大きなサイズが展示されています。
一目でここが倉俣デザインのBarとわかるようになっています。
そういえば中が良く見えるBarというのも珍しいです。
これも意図してのことでしょう。
OSBボードの壁で囲われた内装は不思議な印象を感じます。
内装はもちろんのこと、ここで使用している家具や照明に至るまで全て倉俣 氏のデザインです。
これらが実際に座って体感できるのはあまりにも貴重な場所です。
製品として作られたものではないのでこのBarの為に存在する家具達ばかりです。
よくみると椅子の脚が一本無かったりします。
テーブルの脚はブルーシャンパンの色合いを取り入れているように見えますね。
壁面のグラスの右上にはSAMBA-Mがさりげなく置かれています。
この空間だけで満足できるほど素晴らしいBarです。
しかしここはBarです。
だからその本分はお酒を楽しむ場所です。
オーナーと倉俣デザインについていろいろ話を聞かせてもらったのですが、大半はお酒の話をしていました。それでこそBarですからね。
最初はジントニックを注文しています。
マスターの作るジントニックははっきりとした味わいで、アルコールの主張もギリギリの良いバランスで強いです。
この絶妙さが大変美味しかったです。
私はお酒が好きで主にAuthentic barにはよく行くのですが、初めて入るBarでは大抵ジントニックを頼みます。
ジントニックはどこのBarにもありますし何だったら居酒屋での定番メニューにもあるシンプルなカクテルです。
ですがシンプルな分だけバーテンダーの特徴がはっきり出ます。
だからこそ最初の一杯としてバーテンダーの良さを知りたいから私はジントニックを注文します。
こんなことを長々書いていると面倒くさい奴みたいに思われますね・・・
もし居酒屋で飲むジントニックで美味しいと思ったことが無いなら一度ちゃんとしたBarに行って注文してみてください。
全然違いますよ。
マスターも経歴が長く実績がある人なので純粋にBarとして楽しめます。
おそらく普段は倉俣デザインを知らない人たちがお客さんの中心なのだと思われます。
身近にこんな良いBarがあったら倉俣史郎を知らなくても通うはずです。
倉俣デザインが好きな人でもお酒が好きな人でもコンブレは良いところなので行ってみて下さい。
ところで、いくら倉俣デザインが好きだからといってもお酒も飲まないし注文も全然しないのは失礼になるので行くからにはノンアルコールでも良いので飲んでくださいね。
だってここはBarですから。
Barに行って飲まないのは意味が分かりません。
CoMbLé コンブレ
静岡市葵区呉服町2-7静専ビル2F
OPEN 19:00~25:00(L.O.24:00)
※日祝、第二月曜日休業と書かれていますが不定期に営業時間の変更や休む場合があります。
営業日の変更をイベント情報を知りたい場合は公式インスタグラムをご覧ください。
でも非公開なので見れません。
そのままフォローをしても基本的にフォロー返しはされないようです。
相互フォローをしてもらう方法は直接お店にお客さんとして行きメニュー表を見れば書いてありますよ。
※これ以降5回ほど訪問しました。
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