昨今、非常に人気度が高くなった家具ジャンルと言えば「スツール」です。
そんなスツールの定義をお伝えするとともに、オットマンとの違いも説明します。
知っているようで意外と知らないことかもしれませんね。
スツール(Stool)とは
スツール(Stool)とは背もたれと肘掛のない1人掛けの椅子のことです。
座面と脚だけで構成された小さな椅子が一般的にスツールと呼ばれます。
ポイントは1人掛けというところで、2人掛けの大きさだとスツールではなくベンチとなります。
サイズは小ぶりなものが多いですが、1人掛けサイズなら大きさに関わらずスツールです。
オットマン(Ottoman)とは
オットマン(Ottoman)は背もたれも肘掛もない足置きのことです。
スツールは座るためのものですが、オットマンは人間の足を置くことを想定されたデザインです。
しかしオットマンに座ることも出来ますし、スツールに足を置くことも出来ます。
違いが難しいのですが、オットマンは足を載せる前提の背もたれも肘掛もないソファとなっていますので、基本はウレタンクッションを使った生地張りのデザインとなっています。
対してスツールは高さもあり足を載せて使いづらいデザインになっています。
でも実はオットマンには「長いソファ」という意味があります。
小さい足置きだけをオットマンと呼ぶわけではないので英語圏の家具メーカーのカタログを見るとオットマンというジャンルに長くて大きなソファが掲載されている場合があります。
脚の長い椅子もスツール
背の高い椅子もスツールと呼ばれます。
正しくは「バースツール」や「ハイスツール」と呼び、こちらも基本は背もたれも肘掛も無いデザインです。
つまるところ、背もたれも肘掛もないデザインの椅子は、脚の長さに関わらずスツールということになります。
『じゃあ背もたれも肘掛もある脚の長い椅子をスツールと呼ぶのは?』という疑問があるのですが、メーカーごとにそう呼称しているだけでルール的なものがあるわけではありません。
スツールという名前を使わずに「カウンターチェア」や「バーハイト」といった名前を使っている場合もあります。
以上がスツールの定義とオットマンとの違いでした。
知らなかった人には参考になったでしょうか。
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