あまり見せるのもどうかと思う写真なのですがヴィンテージイームズサイドシェルのクリーニングの様子です。(ちゃんと裏は養生してあります)
洗いながら写真撮るのは面倒すぎるのでいつも写真は撮りません。
納品も施工も修理もなんでも作業中は写真が撮りづらいですから撮らないことがほとんどです。
今回はふと思いついて頑張って写真を撮りました。
中古やヴィンテージ品はそのまま販売するのではなくちゃんとクリーニングをしています。
よく中古やヴィンテージ家具に”クリーニング済み”という記載を見かけると思いますが、クリーニングはそのまま”清掃済み”ということです。
でもどんな清掃をしているかまでは不明です。
ただ表面の埃を取っただけでもクリーニング済みと表記している場合もあるかもしれませんし、修繕して丸洗いまでしている場合もあります。(修繕までしていたらそれは本当はリペアですが)
なのでクリーニング済みといっても店舗ごとに大きな差があります。
家具の清掃は知識や経験が必要なことなので簡単ではありません。
表面を拭くぐらいはまあ誰でもできますが、それでも木製の家具にメラミンスポンジを使うような人もいるぐらいですからね・・・
私もイームズシェルチェアは上写真のように全部洗剤で洗うようにしています。
かなりきれいになりますし、何よりお客さんのことを考えると状態は良いに越したことはありませんから。
プラスチック製品はクリーニングが簡単なので良いです。(手間はかかりますが・・・)
木製のヴィンテージ家具は私が手直しまでする技術がないので、見える部分をきれいに拭くぐらいまでです。
修繕までするようなクリーニングはその分だけ販売価格が上がるのでケースバイケースです。
クリーニングと聞くと何となく洗濯的な印象を受けるので、家具自体を全部丸ごと水につけて洗って乾燥をさせていると思っていた人もいるかもしれませんね。
クリーニング済みのほうが値段が高くつきやすいので、汚れた家具を安く買って自分でクリーニングするのもありですよ。
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