昨年末に私のお店のHPをリニューアルしました。
兼ねてより変えたかった部分があったので、それならばと全面的に変更をするようにしました。
すると、私のことをよく知っているお客さんの一部からリニューアルしたHPを見て戸惑う人も正直いました。
私が構成したとは思えない内容だからです。
そうなんです、今回のHPリニューアルは今までと違い大部分をお任せしてやってもらいました。
これは「自分が良いか」どうかより「人が見てどう思うか」を優先したからです。
自分が気に入っていても人から評価されるとは限らない
まだまだ私なんぞは開業して9年目ですし若輩も若輩です。
それでもずーっと働いているとどうしても様々なことに慣れていってしまいます。
家具のデザイン一つとっても、もう初めて見た時のような新鮮な感想はありません。
自分が人からどう見えるかもわかりませんし、自分が書いているこの文章すらもどんな印象を与えているか不明です。
すると、商品の紹介一つとっても自分は良い表現だと考えて情報発信したつもりでも、すでに知識がある人にしか伝わらない内容という可能性があります。
すると大多数の人には理解できない良さが伝わらない内容ということがありえます。
気を付けているつもりでも慣れてしまっているのでそのことに気づかないんです。
今までもHPは自分がどう構成したいかを考えて作ってきましたが、するとどうしても遠慮をしてしまうという点も気になりました。
自分の良さを自分で発信するのに気が引けるんです。
なんだか驕っているように感じられ、それと競合へ気を使ってアピールをしすぎないようにしていました。
でも、競合に気を使っていても競合は別に私なんぞ気を使いませんし、逆に相手によっては面倒事を起こしてきたりします。勝手にこっちは気を使っているだけで相手は全然気にしないんです。
それで辿り着いたのが「自分が良いか」より「人が見て良いか」という考え方です。
自分自身が良くたって、それが人から見て理解されないのでは意味がありません。
ということで、今回のHPのリニューアルは製作してもらえる方に私のお店の利点やメリットや強みなどを伝えて、それを基に画像から文章から構成まで決めてリニューアルをしてもらいました。
今までだとHP仮案を見せられた時に『ここをこうしてほしい』のようなことを言うことがありましたけど、それも極力言わないようにしました。質問や意味などは尋ねますし重要な部分は変更を求めましたが・・・
自分の思うように直してほしいといったら、それは当初の「人から見て良いか」という部分に反するからです。
結局それは「自分が良いか」を優先してしまっているので修正など細かく言うのはやめました。
私が良いと思わなくても「他人が見て良い」と思うのならそれでOKです。
HP作ってくれている側のほうが客観的に物事を見れているわけですからね。
人にやってもらう良さはもう一つあって、気兼ねなく私の強みなどを書いてもらえるということです。
自分で自分はやっぱアピールしづらいです。
このサイトでは頑張ってやっていますがお店のHPともなるとやれないです。
もしHPの文言を見た誰かから『過剰じゃないか』と言われても『いや私が作ったんじゃないんですよ』と言えますからね。
逃げ道を作っている様なものですけど、せっかくの私のお店の良さをアピールしない方がもったいないです。
これが今までのように私が自分で文章などを書いて構成していたら、誰かから指摘されたことで臆病になり消してしまっているところです。
でもアピールした方が経営的にうまくいくはずですから、遠慮していて死んでしまっては元も子もないです。
他店よりいかにうちが優れているかのアピールをしないほうがおかしいでしょうしね。
これが私一人だとやらないんですよ。だから人に任せしたんです。
おかげさまでHPのオンラインショップの調子も良いです。
やっぱり人から見てどう見えるかを優先すると効果が違いますね。
1人で仕事をしていると独り善がりになりがちですが、あまり自分を過信せず任せる時は人に任せてしまったほうがうまくいくこともあるでしょうね。
常に自分が正しいと思いこむのは危ないです。
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