– 16 ANIMALI –
デザイナー:Enzo Mari (エンツォ・マーリ)
1957年にエンツォ・マーリがダネーゼから「EDIZIONI PER BAMBINI」というシリーズで製作された子供のための名作知育玩具です。
精巧に作られたデザインパズル
一枚の木をカットすることで動物の形を作りあげ、積み木でありながらパズルでもある非常にアート性も高い玩具です。
形だけを触ることで”何の動物か”当てる遊びもすることが、マーリの視覚研究であるとともに子供の感性を高め、形に対する興味を持たせる役割ともなっています。
一枚の木に動物を最大限配置するために、動物それぞれの特徴を生かしてアイコン化しています。
画としても優れた構成をしており、子供が投げても大丈夫な頑丈さも持ち、想像力を働かせていろいろな遊びをすることが出来ます。(例えばバランスゲームとか)
そのデザインの素晴らしさからインテリアオブジェとしても好まれました。
子供用玩具でありながら、後のデザインへ与えた影響が大きく名作デザインとして残り続けています。
2003年からはダネーゼが復刻をし、毎年数量を限定して生産が続けられています。
全ての製品にはシリアルナンバーが入っています。
重厚な木箱に入っていることで出産祝いなどお祝い事への贈答品としても重宝されています。
子供向けの玩具にしては高額ですし、子供にしてみたら”これだけの予算をかけるのならゲームくれよ!”と思ってしまうかもしれませんが、真に心が豊かな家庭はこうした心にも記憶にも残る玩具を選んでくれると良いです。きっと将来はデザインにも目を向ける洗練された大人になってくれるでしょう。(願望)
少し話は変わって。
2019年の干支は”亥”です。
これでも私は毎年年賀状を作って出すのですが、絵柄を悩むのも毎年のことです。
干支に関連した家具やインテリアをモチーフに絵柄を作るのですが、”亥”はまったく思い当たるものがありません。
何かないかと探していたら一つだけ見つけました。
16アニマリに亥がいましたね。
今年はこれをモチーフに年賀状を作ります。
果たして年内に間に合うのか・・・!
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