– ソリッドスツール –
デザイナー : 渡辺 力
渡辺力氏がデザインしたこのスツールは、もともと製品としてではなくある住宅のためにデザインされたものです。
木と金属の組み合わせが美しい日本の名作スツールの一つです。
日本のプロダクトデザインのパイオニア「渡辺 力」とは
戦前から日本でデザインをしているパイオニアのような存在であり、重要なデザイナーです。彼のことを知らずして日本のミッドセンチュリー期は語れません。イームズやハーマンミラーとも関係があります。
オリジナルは清家清の為にデザインされた
このソリッドスツールは、1954年に建築家の清家 清(せいけ きよし) 氏が設計した住宅用のための椅子として、デザイナーの渡辺 力 氏がデザインしたスツールが元となっています。
それまで商品として流通はしませんでしたが、半世紀以上経った2005年に㈱メトロポリタンギャラリーが渡辺 力 氏の協力のもと製品化されました。
メトロポリタンギャラリー25周年記念パーティーと同社の代表との思いで
先日は㈱メトロポリタンギャラリー25周年記念パーティーにお招きいただきまして、東京に出張していました。
(メトロクスHP https://metrocs.jp/special/rikiwatanabe/collection.html)
同氏の代表作である「トリイスツール」を思わせる構造でありながら、受ける印象はまったく逆というぐらいです。
無垢板の座面とスチールロッドの脚部がすべて直線で構成されており、非常に上品かつ均整の取れたデザインです。
座り心地だけでなく持ち運びまで考えられたフォルムが傑作たる由縁です。
また構造的に優れた設計の為、人が座ってもグラつかず高荷重にも耐えられます。
2018年10月にチーク天板が廃盤となり、現在はオーク天板のみ製造販売が続けられています。
2020年に価格改定があり値下げされました。お求めやすい価格になったので下記リンクからご覧ください。
METROCS ソリッドスツール 渡辺 力
1954年に建築家の清家清 氏が設計した住宅のために、渡辺力 氏がデザインした椅子を元に製品化されたものです。 力 氏の代表作「トリイスツール」を思わせる構造となっており、無垢板を使用した座面とスチールロッドの脚部が直線的に交わる均整なフォルムです。
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