技術が進むと家具やインテリアを巡る環境も変わります。
そんな話です。
最近デザインされたソファの脚は、以前に比べると長めなのを見るようになっていませんか?
実感しません?見ないですか?見なくても良いんですよ。とりあえず続けます。
新作のソファは座面の下に空間を作るようなデザインになっていたりします。
例えとしてハーマンミラー社のソファを出しますけど、このボルスターソファのように最近のソファはこんな具合に脚が長いですよね。
他にもいろいろありますよ、各自見てください。いろんなメーカーで。
書き出すときりがないのでハーマンミラー社だけにしておきました。私の得意分野ですし。
ソファの脚をわざと長くしているんですよ。現代は。
これはですね、ロボットが通れるようにです。
ロボットで謎の人型を思いつかないでくださいね。
お掃除ロボットのことですから。あの円盤状のフラフラ動くお掃除君です。
掃除ロボットが通れるソファが良いというニーズはメーカー側にも届いていまして無視できない要因なんですよ。
ソファ業界ではもうずっと前からの話題なので今更感はあります。
そういった事情により。最近のソファは脚が長めだったりするんです。
ところで昔のデザインでも、写真のハーマンミラー社のソファコンパクト(1954年デザイン)なんかは偶然お掃除ロボットが通りやすいようになっています。ジョージ・ネルソンのデイベッドなんかもそうですよね。
昔のデザインでも偶然そんなソファもあるものです。
ソファを探している人は、自分がお掃除ロボットを使うかどうかをちゃんと考えて探してみると後悔しないで済みますよ。
ただ、掃除ロボが通れるかどうかだけでソファを選ぶのはちょっと私は賛成しないので、あくまで一つの要素として考えると良いです。
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