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深澤直人とハーマンミラーによる初のデザイン「Asari chair(アサリチェア)」とは

アサリチェアのラインナップ

– Asari chair–

デザイナー: 深澤直人(Naoto Fukasawa)

 

アサリチェア(Asari Chair)は今や日本のみならず世界的にあデザイナーとなった深澤直人(Naoto Fukasawa)氏とハーマンミラー(Herman Miller)社による初めてのコラボレーションデザインです。

オフィスチェアの心地良さをフォルムで実現した新しいシーティングです。

 

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深澤直人の新しいオフィスチェア

アサリチェア

深澤直人 氏が新たにデザインしたアサリチェアは、人と環境、そして椅子の関係性を考え、彫刻的なフォルムを実現することで出来上がりました。

そこで目を付けたのがアサリです。

自然界に存在するアサリの見た目は、丸みを帯びた彫刻的なパーツで構成されており、これを椅子のデザインに落とし込んでいます。

 

アサリチェアの会議室

新しい生地張り椅子のアイコンになることを目的ともしており、使用されるファブリックやレザーにもこだわりを置いています。

マハラム(Maharam)の生地を採用することで上質で椅子自体との調和も高めています。

フレームとベースを生地と同色にできるようにしており、これは非常に手間とコストがかかるものです。

その代わり椅子全体の一体感が強くなります。

 

アサリチェアのデスクデザイン

背もたれのカーブはランバーサポートの役割があり、座る人の腰椎にフィットすることで姿勢をキープします。

しっかりした座り心地もありオフィスでもミーティングルームでもテレワークでも場所を選ばずに活躍します。

2023年に日本でも発売しています。

 

アサリチェアのインテリアデザイン

このデザインはなんだか懐かしい感じがします。

初めてアサリチェアを見た時に、一瞬『昔のハーマンミラー社の製品の復刻かな?こんなのあったっけ?』と思ったほどです。

どことなく7-80年代のハーマンミラーを思い起こさせるので、現代のデザインが合わない人には特に好さそうです。

このベースのカラバリと細さは現代のデザインならではですけどね。

しかしデザイナーの思想を前面に押したこの椅子はハーマンミラー社の理念とは異なります。

問題を解決するデザインでもなく、革新的な構造もないこのワークチェアを発売するのはメーカーとしての本分を見失っているように感じます。

 

ところで、初めてハーマンミラー社が深澤直人 氏とコラボレートしたと説明されていますが、詳しい人なら以前ハーマンミラー社のラインナップにサイバチェアがあったことを覚えていると思います。

でもあれはガイガーなので正確にはハーマンミラー社の製品ではありません。

でもハーマンミラー社が販売していましたのでややこしいですね。

 

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