お部屋のテイストやインテリアデザインを性別で分けることは昔からされていました。
「男の部屋」
「男のインテリア」
「女子の部屋」
「女性らしい空間」
etc.
服装でもアクセサリーでもこうした性別で分ける表現は普通に存在するものですが、ことインテリアに関しては性別で分けてしまうと問題が出てきます。
男女でインテリアを分ける問題とは
その問題が発生するのは男女で一緒に住むときです。
それぞれが別の価値観で住んでいた空間が、一緒の空間に住むことになると不一致が生まれます。
それこそ「男の部屋!」のような価値観をもう片方は受け入れないといけませんし、かといって「女の部屋!」にしてももう片方は受け入れられるかというものです。
この問題で揉めているケースをよく見てきました。
家具の販売をしていると夫婦の選ぶ家具の種類で揉める事例を何度も見てきています。
男性側が『この家具にしたい!』と話しても女性側が『男っぽすぎる』と却下をしていたり。
でも別に家具は性別で分けているわけではないので”男っぽすぎる”と言われてもただのイメージの話です。
メディアか何かがそうして紹介しているだけなので実際には男性向けという事実はありません。
こういったことで何度ケンカしている夫婦を見てきたことか・・・
なんかイメージだけで言い争うのはすごくもったいないと感じます。
服装は性別で分けても問題はありません。
結婚しようがどうしようが着る服はそれぞれです。
でも部屋は共通です。
服で考えたらわかりやすいのですが、結婚をしたらそれ以降はお互い同じ服を着ないといけないとなったら大変ですよね。
だから家具/インテリアを男女で分けるのは好ましいことではないです。
変な先入観はつけず、フェアに好みの家具やインテリアを選べるようになると良いです。
だからメディアがミッドセンチュリーデザインのことを「男の」とかつけるのはできれば遠慮願いたいですね・・・
ミッドセンチュリーはあくまで時代による様式のことを指すことなので、それを性別でくくるのはピンとこないです。
このイメージだけでインテリアの幅が狭まりますし、必要のない言い争いも少なくなるはずですから・・・
別に結婚をしなくても自分の好きなデザインの家具を選んで好きな空間にすれば良いですよね。
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