大阪・万博記念公園にそびえ立つ「太陽の塔」。
現在は料金支払えばだれでも内部の見学が可能となっています。
そこで実際に行き内部の見学をしましたのでレポートします。
歴史や成り立ち、内部予約方法、アクセス情報など、太陽の塔の情報をまとめました。
太陽の塔とは?歴史と成り立ちを解説
オリジナルの太陽の顔
太陽の塔は、芸術家・岡本太郎 氏がデザインし、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のテーマ館の一部として建設されました。
高さ約70メートルのこの塔は、万博のテーマ「人類の進歩と調和」を象徴する存在として多くの人々を魅了しました。
3つの顔が表すもの
- 黄金の顔:塔の頂上にあり、未来を象徴
- 太陽の顔:塔の正面にあり、現在を象徴
- 黒い太陽:塔の背面にあり、過去を象徴
これら3つの顔は、過去・現在・未来という時間の流れを表し、生命のエネルギーの根源を表現しています。
内部にそびえる「生命の樹」
太陽の塔の内部には、高さ約41メートルの「生命の樹」があります。生命の樹には原生生物から人類に至るまでの進化を表す292体の生物模型が取り付けられており、訪れる人々に生命の進化の物語を体感させてくれます。
幻の「地底の太陽」
万博当時、地下展示には「地底の太陽」と呼ばれる第4の顔が展示されていました。
高さ約3メートル、全長約11メートルの巨大な展示物でしたが、博覧会終了後の撤去作業を経て現在も行方がわからなくなっています。
現在は復元された顔が展示されています。
太陽の塔の内部見学レポート
太陽の塔公式HPから事前予約をして当日万博記念公園に行きました。
HPには予約時間の20分前には到着するように記載がありましたが、行列した時の為に必要な時間だと思います。
内部の写真撮影は可能なのですが通常は一階までとなります。
上写真のように生命の木を見上げるように撮影は可能です。動画も大丈夫です。
しかし生命の木を囲むように螺旋階段があり、そこを登ることが出来るのですが、そこからは撮影が禁止となります。
理由はスマホやカメラの落下対策です。
ですが最近は専用のスマホケースをレンタル(有料)した場合のみ撮影が可能となります。
ケースをレンタルすればこのように上からの撮影も可能です。
注意点としてスマホしか入らないのと、透明のビニールケースごとに撮影となるため若干は曇ります。
動画の撮影も出来ますがケース内なので音がこもります。
それでもこのように間近で撮影が出来るのは貴重です。
館内は空調が効いていて快適です。
もちろん身を乗り出して撮影をするのは危険なので出来ません。
ちなみにこのブラキオサウルスだけはオリジナルのままだそうです。
ところどころ撮影禁止の場所があるので注意が必要です。
一部撮影禁止の場所がとても幻想的だったので、これは現地で実際に見るしかありません。
腕の部分が特にすごかったのですが、ここは撮影禁止と記載がありました。
復元された生命の木は岡本太郎ファンのみならず、日本の芸術の歴史に残る傑作です。
BGMもそれっぽくて内部にいる時は違う世界にいるようです。
太陽の塔 内部見学の予約方法
太陽の塔の内部見学は事前予約制です。公式サイトからオンライン予約ができますが土日祝や連休は早めに満席になります。当日券の購入も可能ですが完売しやすいです。
予約ページはこちら:太陽の塔公式予約サイト
- 料金:大人1,000円/小中学生500円 ※2025年5月現在
- 予約開始日:見学希望日の4か月前から
- 入館時間:30分ごとの時間指定制
太陽の塔へのアクセス
電車で行く場合
- 大阪モノレール「万博記念公園駅」下車 徒歩5分
- 大阪モノレール「公園東口駅」下車 徒歩5分
車で行く場合
近隣の万博記念公園駐車場を利用可能です。土日祝は混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。
まとめ:太陽の塔は「生命のパワー」を体感できる唯一無二の場所
太陽の塔の内部見学は、過去・現在・未来をつなぐ生命の物語を体感できる貴重な機会です。
せっかくなら万博記念公園も楽しんでいくと良いです。
生命の木の動画も撮りましたので下記からご覧ください。
イサム・ノグチの作品も展示しているのでご覧ください。
生命の木の最上階から降りている最中にこんな言葉が書かれていました。
なんとなく心に残りました。
ちなみに愛知県犬山市には若い太陽の塔があります。
こちらも現存するうちに見ておくと良いです。
まだ塔の階段を上ることが出来ますが、老朽化が進めば立ち入り禁止になるでしょうからね。
その時はまた修復されるかもしれませんけど。
詳しくは以前の更新をご覧ください。

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