国立故宮博物院(こくりつこきゅうはくぶついん)は、台湾の台北市にある博物館です。
台湾の博物館としては最大の規模を誇り収蔵品は68万点を超えます。
国立故宮博物院は、ルーブル美術館、エルミタージュ美術館、メトロポリタン美術館と並ぶ世界四大博物館のひとつとして数えられています。
國立故宮博物院 HP https://www.npm.gov.tw/?l=3
国立故宮博物院とは
国立故宮博物院は台北市の士林区の山の近くにあります。
台北駅からは電車とバスを乗り継いで30-40分ほどで着くことが出来るので利便性は良い場所です。
基本的には士林駅まで行き、その後バスに乗れば良いのですが、そこからタクシーで行ったとしても3-4kmなので時間を優先するならそのほうが早いです。
台湾のタクシーは安いので料金は心配ありませんが、バスは破格の安さなのでちょっと待ってでもバスに乗ることをお薦めします
歴史的建物は大きさだけでなく美しいですから建築も楽しめます。
故宮博物院には五大宝物が収蔵されており、
中でも有名なのが5大宝物とされている「翠玉白菜」「肉形石」「象牙透彫雲龍文套球」「雕橄欖核舟」「毛公鼎」です。 白と緑の翡翠を白菜の形に彫刻した「翠玉白菜」、自然に作られた縞模様をもとに豚の角煮を表現した「肉形石」の2つは故宮博物院を代表する作品です。
ただし名物すぎるので時期によってはこれらの宝物は他の美術館に貸出されていることがあります。
実際、私が行った2024年1月1日は「翠玉白菜」「肉形石」の実物が展示されておらずポスターだけ張ってある状態でした。
中国の歴史を中心に展示しており、その展示内容は宋から元、明、清王朝に渡り現在に至ります。
なぜ中国の歴史を集めた博物館が台湾にあるかというとそこは台湾の複雑な歴史に関係しており、端的に説明すると台湾に逃亡する際に宝物も一緒に持ってきたからです。
(この辺の歴史はセンシティブな話題の為ご自身で事実を調べてください)
博物館エリアだけで広さが20ヘクタール(東京ドーム4個分)もあるうえに見学フロアは3階まであります。
あまりにも広大な場所は多くの部屋に分かれ、それぞれテーマに分かれた展示がされています。
普通に見て歩くだけでも1-2時間はかかりますので、一つ一つをじっくり見ようと思えば一日がかりとなります。
中国の歴史だけでなく日本の陶器なども展示されています。
館内はフラッシュと三脚を使わなければ写真/動画撮影が可能です。
写真はありませんが体験型のエリアもあります。
人とセンサーが連動して風景が動く展示や、弓矢を映像で体験するシミュレーションに海の中をイメージした通路など楽しめる仕掛けも多数です。
美術好きならもちろんですが、そうでなくともこの規模と展示内容は誰でも楽しめるのではないかと思います。
家族連れも多く賑やかな場所です。
台湾に行った際には足を運ぶ価値があります。
ちなみに台湾に一人旅した動画をYoutubeにアップしています。
この国立故宮博物院の内部を撮影した動画もアップ予定なので映像で見たい人は公開されるまでお待ちください。
こちら→ https://youtu.be/16mQ7mTo9vM?si=OzOW_ob8TZh-a4qV
1/19追記 下記に動画をアップしました。
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