エンボディチェア用の必須級の高品質なアームカバーをつくりました。
以前アーロンチェア用のアームカバーを作った時から『エンボディチェア用のアームカバーが欲しい』とリクエストがあったので製作をしていました。
確かにエンボディチェアのアームレストは平らで硬く腕や肘が痛くなってくるのでアームカバーは必要です。
最初はアーロンチェア用のアームカバーから形を変えるだけで作れると思っていたのですが、実際に製作に入ってみるとそれだけではない工夫が要ることがわかりました。
その為アームカバーとはいえかなりの時間を要しましたのが無事に完成しました。
あまりにも良い仕上がりとなりましたのでアームカバーの良さを説明します。
高品質な自動車のシートを製造する工場によって製作
このアームカバーは愛知県内の高品質な自動車のシートを製造する工場に製作を依頼しています。
エンボディチェアの立体的なアームレストにぴったりはまるようにキッチリ縫製され、シングルステッチ※を施すことで高級車のような印象の良さを感じします。
縫製技術は高く見た目にも安っぽさはありません。
※以前までダブルステッチと表記しておりましたが、ステッチが2本だと「シングルステッチ」と呼称するのが正しいことが発覚しました。申し訳ありません。「ダブルステッチ」はステッチが3本になります。
逆にステッチが1本だと「ステッチ無し」となります。意味が分からないかもしれませんが車業界だとこれが正しい名称です。
試作を繰り返して辿りついたフォルム
エンボディチェアのアームレストは大きく角ばった特徴あるデザインです。
この形に合わせるために試作品を何度も作り、カバーを被せる位置を微調整してこのピッタリさを実現しました。
カバーを被せるというよりカバーを履かせるというニュアンスが近く、サイドから見てもダブついた部分がありません。
下部をゴムで絞ると構造が簡単ですが、どうしてもシワになるのが安っぽくてやりたくありませんでした。
手触りの良いファブリック
ファブリックはポリエステル100%のスウェード調のさらさらした手触りの良いものを選びました。
腕を載せた際に滑り止めの役割もあります。
上品な印象がありますのでエンボディチェア自体のデザインを損なわないません。
手洗いを推奨していますが洗濯可能です。
ラミネート加工だけでなくクッション材を追加
このファブリックの裏に厚さ1mmのクッション材を貼り合わせたラミネート加工をしています。
こうすることでカバー全体に弾力を持ち、ただの布をかぶせただけのカバーとは全く違う触り心地になっています。
ラミネート加工は特殊な製法であり、この為だけに生地を作らないといけないため製造ハードルは高めです。
そこにさらにトップ部分(腕を置く部分)にだけ追加で厚さ2mmのクッション材を縫い合わせてあります。
エンボディチェアのアームレスト上部は平らになっているため、そこを少し丸く盛り上げるようにするためです。
腕を載せた際の弾力を感じますので今まで以上に快適なアームレストになります。
アームカバーを動画で紹介
映像では取付方法をしっかり説明しています。
アーロンチェア用のアームカバーよりコストが1.5倍かかり、制作に時間もかかりましたがおかげでとてつもなく良いアームカバーになりました。
これを使ってエンボディチェアに座った時に腕の置き心地の良さはびっくりするほど良いです。
もうこれが無いとエンボディチェア使っていられないほどです。実際エンボディチェアの肘掛は痛いので辛いです。
ただ、あまりにもきっちり作りすぎたため取付が硬くて難しくなってしまいました。製品として販売するには不都合があります。
そのため一般販売せずノベルティとして私のお店case study shop NAGOYAでエンボディチェアをご購入された方にアームカバーはプレゼントするようにしました。オリジナルのフットレストも合わせてプレゼントしています。
>>エンボディチェア在庫一覧 (case study shop NAGOYA)
ノベルティなので販売は通常しませんが、case study shop NAGOYAで過去にエンボディチェアを購入された方限定でアフターフォローとしてアームカバーだけの販売もしています。必要な方はご面倒ですが直接購入希望の旨を連絡してください。
他でエンボディチェアを購入してこのアームカバーだけ欲しいという旨の連絡が多くありますが、販売することはありませんので電話連絡はご遠慮ください。メールでの問い合わせは返信をしませんのでご理解ください。頻繁に電話がかかってきて断りの対応が大変だからです。
コメント