– Garden –
デザイナー:Peter Opsvik (ピーター・オプスヴィック)
人間工学的な椅子のデザインに長けたピーター・オプスヴィックが1985年にデザインをしたこの椅子は、名前の通り木をイメージしたデザインです。
座り方を固定しないこの椅子は、人が使いやすいように柔軟にその存在を変えます。
木をそのまま椅子にしたようなデザイン
(HPより http://www.opsvik.no/works/industrial-design/garden)
もともと上写真のGarden(ガーデン)という椅子があり、トップ写真はその縮小サイズであるGarden Little Tree(ガーデン・リトル・ツリー)です。
ガーデンは見るからに奇抜な形状でして、座り方は指定されていませんのでどう座ってもどう腰掛けてもそれは自由です。
掴まろうが横たわろうが何をしても良い中で、人間工学的に身体へ無理が出すぎないように考えられています。
おそらくこの木の丸っこい部分は足を載せる台になりますが、それもこれもどう使っても自由です。
その人がその場所で使いたいように座れる椅子です。
長時間の座り目的より、短時間の座りを目的とした椅子だとは考えられますが、オブジェ的なデザインはエントランスやファサードあたりにあると見た目的にも面白いです。
まるで木の様ですからね。装飾にも見える椅子です。
オプスヴィックがデザインした椅子の中では、格別に奇妙な形状をした椅子の一つです。
・・・椅子なのか・・・?
どうかちょっとわかりませんけど、たぶん椅子です。
(HPより http://www.opsvik.no/works/industrial-design/globe-garden#2129)
このガーデンは2014年にGlobe Garden(グローブ・ガーデン)という、さらに木々を増やしたモデルもデザインされました。
ここまでくるともはやアートの様です。生命力を感じます。
座ることを目的とした家具には見えづらいです。
(HPより http://www.opsvik.no/works/industrial-design/globe-concept)
少し戻り2011年にはGlobe Concept(グローブ・コンセプト)というガーデン・リトルツリーにテーブルが付いたデザインも登場しました。
これは単純に使いやすくなってはいますが、テーブルがつくと一気に道具感がでますから家具という印象が戻っています。
フレームも木製からスチール製に変わっています。
一度見たら覚えられる椅子ですね。
ガーデン・リトル・ツリーだけは座ったことがありますs。
気になる座り心地ですが、意外と普通に座れて意外と痛くないです。
丸い部分がちょうど骨に当たらないように座れますので。
ひとつ空間にあると面白い使い方が出来そうですね。
トップ写真の場所は埼玉県立近代美術館です。
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