6月は梅雨の時期でもあります。
雨が続くのもジメジメした湿度が高い日が続くのもあまり気持ちの良いものではありません。
梅雨がないと水不足になるのは理解しているんので、その大切さはわかりますけどね。もちろん。
そんな湿度の高さですが家具にとっては良くありません。
梅雨の時期は家具にカビが生えないように注意してください。
家具の湿気対策をちゃんとしましょう。
家具にカビが生えないように
基本的に家具は湿度の高い場所で使うのはお薦めできません。
もっとも気を付けないといけないのは「カビ」です。
カビは下記の条件が揃うと発生しやすいです。
温度 : 20~35℃
湿度 : 70%以上 (80%以上説あり)
酸素 : ある
栄養 : 食べかす、髪の毛、手垢、水、石鹸、糊など有機物(埃に混入する)
これらの条件が揃うとカビが発生しやすくなります。
でもここ日本で風通しさえ良ければ湿度が70~80%以上にはなりません。
そう、風通しさえ良ければです。
梅雨時期に締め切った薄暗い場所はカビの絶好の活動場所です。
ジメジメした場所に家具を置き続けるとカビが発生することがあります。
特に注意しないといけないのはマットレス、ベッドです。
まずマットレスです。
普段人は就寝時にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
そんな中でマットレスを換気の悪い場所で使い続けると、梅雨時期で内部が一気にカビでやられてしまいます。
見えない部分だけに気づきません。
いつのまにやらカビの上で毎日寝ることになり、シックハウス症候群の原因ともなります。アトピーやアレルギーの原因でもあります。
ファブリック製、レザー製の家具、木製の家具も注意です。
梅雨時期のジメジメした状態で保存状況が悪いと、内部や裏側や目に見えない場所にいつのまにやらカビが湧いていることがあります。
パーツの隙間は最も注意しなければなりません。
基本的に通気性が悪いので、梅雨時期で水分がパーツの隙間にたまります。それと埃が合わさり、その状態が続くとカビてしまいます。
これご覧ください。
長年使ったイームズラウンジチェアの正規品ですが、私が修理で預かった時に分解した時に発見をしました。
この部分は普段レザークッションがくっ付いているので外さない限り見ることが出来ません。
いつのまにやらカビてしまっています。
皆さんがお使いの家具も実は何処かカビてしまっているのかも。
ただそこまで心配しなくても、カビが発生するような場所の方が珍しいです。
なにせ湿度7~80%以上ですからね。相当換気が悪いです。
逆に換気が悪い場所に住んでいるのでしたら対策したほうが良いです。
ジメジメした水分が家具についている様でしたら拭くとかしてください。
手の入らない隙間部分はドライヤーの冷風で乾燥させるとかしてください。
カビは清潔にされた乾燥した光の当たる場所では発生しません。
だから常に掃除をして風を当てていればカビが生まれることは無いです。
湿度が高いともう一つ問題があって、合板によっては表面材が浮いてきてしまうことがあります。
何度か見たことがあります。表面材がふやけてウネウネになってしまうんです。
ということで、梅雨の時期は掃除はして、たまには家具を動かして、風通しを良くするように気にしてみてください。
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