(https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-category/stool-and-bench/bertoia-height-stool.html)
– height stool –
デザイナー: Harry Bertoia (ハリー・ベルトイア)
金属彫刻家「ハリー・ベルトイア」がデザインをしてKnoll社から1952年に発売された「ベルトイアコレクション」のひとつにこの「ハイスツール」があります。
カウンターチェアとして使えるベルトイアの名作ワイヤーチェアです。
ベルトイアのワイヤーカウンターチェア
(https://www.knolljapan.com/knoll-studio/by-category/stool-and-bench/bertoia-height-stool.html)
ハイスツールは単純にサイドチェアの脚を長くしたデザインです。
カウンターやハイテーブルなど、背の高いテーブルでの利用を想定された椅子ですね。
脚が長いと椅子の座面が目線の高いところに来てしまい視界を遮りますが、ワイヤー状のため抜けが良いため圧迫感がありません。
全体的にスケルトンなデザインは金属としての美しさのみを強調する気持ち良さを持っています。
ですがただ脚を長くしたわけではなく、脚先をグライズ仕様に変えています。
サイドチェアもダイヤモンドチェアも他ベルトイアコレクションのデザインは脚の前後が繋がっています。
脚先のグライズはサーリネンの「71アームチェア」「72チェア」らと同じものを使っていますが、時期や製造国によって違うので同じときもあるし違う時もあります。
グライズは柔軟に動くことでがたつきを防止する役割にもなっています。高さ調整は出来ませんけどね。
昨今はハイスツールが住宅でも活躍する時代になってきたので、一周して今求められる椅子となっています。
発売から68年も立ち今求められる椅子というのはまさに名作椅子ですね。
座り心地は見た目通りです。
個人的にもっとも好きなスツールの一つです。
ハイスツールも米国製、イタリア製、日本製がありますよ。
全部作りが違います。
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