ヴィンテージ家具や中古家具を購入するときに気を付けるところを書きますね。
意外と見落としがちな注意ポイントもあります。
価格が適切か
これが一番難しいんですけどね。
例えば上の写真。家具じゃないのですが50年代のヴィンテージ食器ですが幾らが適切か普通はわかりませんよね・・・
その分野の知識が無いと価格が適正かどうかわかりません。相場と比べてどうか、レアリティにより高額なのか、何がどうしてその価格なのかを見極めなければなりません。
最近はインターネットがありますから昔と比べてすぐにある程度のことは調べられます。
しかし正確な情報かはネットの情報ですから分かりませんし、本当に細かいプロの鑑定は結局どれだけ調べても出てきません。
例えばヴィンテージ品は同じものでも少し年代が違うだけで大きく価格が変動します。それがロゴだったり造りを見たりと細部にかかわってきます。
なので、次が重要です
そもそも販売している店や人が信用できるか
これですね。自分で値段の鑑定が出来ないのであれば、相手の言うことを信じるしかありません。
だからもっとも大切なのは相手が信用できるかどうかです。
販売している人がどんな経験をもって販売しているか、何の根拠があって値段をつけているか、知識を本当に持っているのかどうかが判断基準です。
ネットオークション、フリマアプリ、ネットショップやリサイクルショップなどはもう自己責任ですからね。安くたって何か裏があろうが何か間違っていようがすべて自分で判断する必要があります。
私もたまーにそういったところで販売している家具の価格を見てみるのですが、明らかに相場を逸脱したケースもありますから油断なりません。
というか正規品じゃないものが正規品として売られていることもありますし。
キズや劣化は許容できるか
何十年も前の家具は古いものですからキズや劣化があるのは当たり前です。
それが自分にとって気にならないかどうかです。
状態が悪い物は値段も相応になっているケースがありますから、そこは予算に合わせて選びましょう。
逆に状態が悪い方がヴィンテージにしか出せない味として好まれる場合もあります。セットとか撮影とかで使う場合ですね。
汚れに関しては拭いたらキレイにできるのならそれで良いです。
補修やリペアをしてあるか
木製の家具は販売する前にお店によっては修復をしていることもあります。
キズを補修、再塗装、パーツ交換などをして、まるで新品ぐらいまできれいにしていることも。
もちろんその作業代が価格に乗りますからヴィンテージ品そのままの相場より高額になります。
でも新品では手に入らない家具だったり存在感があるのがメリットです。
無事に使っていけるか
補修していない家具をそのまま使うとしても、実際に使っているかどうかが心配です。
見えない部分で破損がないかをチェックするのが良しです。
生地が張った椅子やソファなら、内部のウレタンがダメになっていないか触って確認してください。固くなっていたら劣化しています。内部で崩壊するかもしれません。
脚の付け根がしっかり固定されているか見る、亀裂が入っていないか見る、外れそうなパーツが無いか見てください。見れる部分は全部です。
臭いはしない?
これは意外と見落とされます。
古い家具は臭(くさ)いことがあります。単純な生地などの劣化した臭いもあるのですが、たまにあるのがタバコ臭です。これは画面越しではわかりません。
現物があるときは鼻を近くに近づけて”よく”臭いを嗅いでください。
何故かというと、例えばお店でヴィンテージ家具を見つけて臭いをチェックしても、店内は広いことが多いので臭いがこもらずそこまで気にならないことがあります。また、お店側で消臭スプレーをかけていることもあるので、よーくチェックしてください。
狭い自室に置くとあとから臭いが気になってくることがあります。
アフターフォローはどこでする
もし気に入って購入したヴィンテージ家具でも、壊れたらどこで直すかが重要です。
お店で購入したら販売したお店で責任を持って修理してくれるでしょうが、やってくれないお店もあります。
ネットショップだとしたら遠方の場合もありますし、人からだったらまず直してくれません。
持ち込みで家具の修理をする業者をご存知でしたらそれでOKです。
もし知らなかったら探すしかないです。
それが特殊な構造の家具の場合は難儀するかもしれませんね。壊れて終わりだともったいなさ過ぎるので、価格よりは保証やアフターフォロー込みで購入先を選ぶのが無難です。
ということで、古いものは気を付けるポイントが大量ですけど、その代り他にはないデザインや物を手に入れることが出来る魅力があります。
注意しつつ楽しんでください。
ちなみに、ヴィンテージやアンティークといった呼び方の違いは以前書きました。
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