日本で最初のプレハブ住宅「セキスイハウスA型」

セキスイハウスA型

「セキスイハウスA型」と名付けられたこの住宅は現名”積水ハウス”が建築したもので、日本で最初のプレハブ住宅といわれているものです。

写真は大阪の枚方市に1960年に建てられた第1号の「セキスイハウスA型」です。

一般住宅の構造材として初めて軽量鉄骨を採用しています。貴重な写真です。

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この住宅が開発されたのは1960年です。

多くの工業メーカーが住宅市場に参入をした時期、積水化学工業が化学製品の販路拡大を目論んで開発を進めてきたプレハブ住宅こそこの「セキスイハウスA型です」。

構造こそ多くのプレハブ住宅と同じように軽量形鋼製の部品で構成されていますが、壁や屋根のパネルの心材や床の仕上げ材など各所に化学製品が用いられているのが特徴です。

実際にどうかはわかりませんが一年間だけ販売されという記述が残っています。

面白いのが庭に置かれているガーデンチェアがコトブキ社のFRP製チェアだということです。

駅のプラスチック製ベンチを見て、イームズのシェルチェアだ!と思うのは逆です。 イームズのシェルチェアがあったからこそ生まれたのです。 日本のFRPイスの歴史を書きますね。

まだこの時は最新の椅子ですから、最新の住宅とともに最新の椅子を並べた誰にとっても憧れの光景だったのでしょう。

今から見ると古さ100%ですが、元気な昭和の日本が垣間見れるようで素敵です。

まだまだFRP製の椅子は日本では馴染みが無かったので、基本的に商業空間などで使われたそうです。

ちなみに、元祖FRP製の椅子を作ったイームズ夫妻のイームズシェルチェアが日本に正式に入ってきたのは60年代に入ってからです。

ところでセキスイハウスA型に関連して、少し前の記事ですが1963年に建てられた軽井沢にあるプレハブ住宅が有形文化財に指定されています。

https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2016/03/15/20160315.pdf

現在住宅産業をけん引しているプレハブ住宅(主に構造体や外装材などを工場で生産することで高い品質を確保し、現地で組み立てる住宅)は、1960年頃から本格的に開発、販売が始まりました。

当初は勉強部屋のような付属建築物がほとんどでしたが、このセキスイハウスA型は、部屋だけでなく水周り設備を備えており、「国産工業化住宅」の第一号と言えます。

このたび、本物件が建築当初の仕様を残して現存する唯一の住宅であることから、戦後住宅業界の一側面を語るものとして評価されました。安全・安心・快適な暮らしを提供し続けているプレハブ住宅産業の、まさに黎明期の逸品であり、228万戸を超える建築実績を重ねる当社の原点とも言える物件です。

日本の住宅歴史から見て貴重なものということですね。

昨今プレハブ住宅の建築数は減少傾向にあるそうです。

かたや日本製のFRP製チェアも住宅で使われることは無くなりましたね。

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