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飛騨高山で忠実に再現されたフィン・ユール邸の見学レポート:株式会社キタニジャパンが手掛けた北欧デザイン探訪!

家の中9

岐阜県高山市にある株式会社キタニジャパンは高品質な木製家具を製造する長い歴史を持つ家具メーカーです。

同社は北欧の有名デザイナーの名作家具のライセンス生産もしています。

以前までフィン・ユールの家具をライセンス生産しており、その関係もあり2012年に建設当時のフィン・ユール邸を忠実に再現して建設しています。

見学が可能なので実際に行ってきました。

 

この記事のAI要約:

”岐阜県高山市にある株式会社キタニジャパンは、高品質な木製家具を製造する長い歴史を持つ家具メーカーです。同社は北欧の有名デザイナーの名作家具のライセンス生産も手がけ、かつてはフィン・ユールの家具も製造していました。その関係から、2012年にはフィン・ユール邸を忠実に再現して建設しました。この邸宅は、見学が可能で、実際に訪れるとフィン・ユールのデザインに触れることができます。また、キタニジャパンのショールームでは北欧の名デザイナーの家具も展示されており、訪れる価値があります。”

 

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飛騨高山のフィン・ユール邸の概要

フィンユール邸1
株式会社キタニジャパン本社敷地内にあるフィン・ユール邸は2006年より計画が始まり2012年1月30日に竣工しました。

協力業者30社、延床51坪(172㎡)、庭を含め400坪あります。

そして北欧と日本を繋ぐことを目的としたNPO法人FJC(フィン・ユール アートミュージアムクラブ)を建立しています。

https://finn-juhl-house-takayama.org/

 


フィン・ユール邸の住所は〒506-0034 岐阜県高山市松倉町2115番地なのでキタニ本社住所と同じです。

グーグルマップで検索すると「㈱キタニジャパン shopグルック」と表示されますがここで合っています。

車で行く場合は敷地内に駐車場があるので停めることができます。

むしろ車じゃないと行きづらい場所です。

 

キタニショップ

見学当日はshopグルックをまずは訪問してください。

見学には予約が必要ですのでご注意ください。

ここで協賛金として3,000円の支払いも必要です。

予約についてはHPをご覧ください。

来館のご案内 | Finn Juhl Art Museum Club
開館時間、チケット、所在地、アクセス方法について

 

入口

見学時間までに受付を済ませて、見学開始時間になったら見学者全員でフィン・ユール邸に移動します。

ガイド役の方が道中色々解説をしてくれます。

見学時間はフィン・ユール邸とキタニショールームの見学も含め約2時間ぐらいはみておくと良いです。

 

家の中3

実際にフィン・ユール邸内部に入って見学することが出来ます。

基本的にはガイド役の方が順序通りに解説をしてくれますが、後半に自由に写真撮影をする時間を設けてくれるので話を聞くことを集中して大丈夫です。

また、ここで写真を公開している通り写真&動画撮影と公開は許可されています。

 

リビングルーム

このフィン・ユール邸は建設当時の状況を再現しているため、現在のデンマークにあるフィン・ユール邸とは差異があります。

というのも、ユールは居住後に増改築をしており建設当初から変化があるからです。

さらに置いてある家具も年代に合わせてレイアウトをしており、例えばチーフテンチェア(1949年)は建設当初(1942年)には存在しないためここでは置いてありません。

デンマークと高山のこの二つのフィン・ユール邸を見比べるのも楽しいでしょう。

 

家の中2

内部の家具はオリジナルヴィンテージを置くこともありますが、キタニによる再現品が多数あります。

家同様に家具も忠実に再現しており、製品にはなっていないような珍しいデザインも見ることが出来ます。

 

暖炉の前

暖炉には使用された跡があります。

ここではただ家の見た目を再現するだけでなく、どれだけ実際の暮らしを再現できるかもテーマとしており、水道と下水も電気も通っています。

トイレもシャワーも使用可能です。

暖炉も使用することが出来るので、暮らそうと思えばこの家でそのまま暮らすことが出来るようになっています。

下水まで通しているのは相当大変だったのではと想像できますね。

 

家の中8

忠実に再現と謳っていますが、再現できないものは再現されていません。

例えばレンガ造りそのままでは日本の耐震強度には足りないため内部に工夫をしてあります。

それと地下室も諸事情により再現していません。

どうしてもデンマークと日本とでは環境が異なるためそこに対応する差異はあります。

 

家の中7

逆に存在しない部屋と家具を作っていたりします。

この部屋は本来メイドの部屋なのですが、図面にしか存在しないデスクを作りオリジナルには無い空間に仕上げています。

こうした遊び心は楽しいです。

 

家の中1

訪問する時期によりますが春の場合は桜が咲いています。

冬の時期は見学を休止しますがこれは雪が降るためです。

高山は降雪量が多いため見学不能になるからですね。(雪かきが大変)

 

家の中5

見所が多い中で注目はほぼすべての家具を実際に使うことが出来る点です。

ヴィンテージの貴重品も座ることが出来るのでそれだけも価値があります。

本来は絶対に座れないレベルの椅子がありますからね。

 

ベッドルーム

夜は見学をしていませんが、どんな雰囲気になるかは興味があります。

いつかそうした催しをしてくれると良いと思います。

 

家の中4

具体的な家や家具の解説は実際に現地に行って楽しんでください。

興味深い話ばかりできっと満足するはずです。

 

ショールーム2

フィン・ユール邸の見学後は同敷地内のショールームに移動してキタニ製品の解説を聞くことが出来ます。

イブ・コフォード・ラーセンやナナ・ディッツェルやヤコブ・ケアといった北欧の名デザイナーの家具のライセンス生産をしており、そのクオリティの高さを体感できます。

 

ショールーム4

それだけでなく展示空間も上質なのでそこも含めて良いものです。

やはり高山という環境が良い場所に作られた建築は雄大さも感じてただのショールームとは違い格別です。

 

ショールーム1

興味のある方はぜひ行ってみてください。

あるいはキタニの製品をお求めください。

 

動画を公開してありますのでご覧ください。

雰囲気は写真より動画の方がわかりやすいですし、解説も少し聞くことが出来ますよ。

 

ところで、現在キタニジャパンはフィン・ユールの家具をライセンス生産していません。

これはいろいろ事情があるのですが、もともとキタニはフィン・ユールの奥さんと仲良くしており、その関係性もあり家具の生産もしていました。

しかし奥さんが亡くなったあとはビジネスライクな理由により離れることとなったようです。

 

こういった話は業界で私は過去に何度も聞いているのですが、だいたい代替わりをすると先人の意思や思惑や過去の実績や経験は無視してドライな対応をされてしまいます。

私もそれは経験ありますが・・・あまり好きな話じゃありません。

 

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