以前VERPAN社のセミナーに行ったことがあります。
デンマークのVERPAN本社よりセールスマネージャーが日本にみえていて、その方によるプレゼンがありました。
VERPAN(ヴァーパン)は2001年か2003年にデンマークで設立されました。
設立は2001年で照明の生産販売が2003年から?
代表のピーター・フランゼンはフランゼン社創業者のベニー・フランゼンの息子です。
ヴァーパンは名前にもわかる通り、ヴァーナー・パントンのプロダクトのみをライセンスを取得し、復刻・生産・管理をしております。
特に重要な部分にヴァーナー・パントンの妻であるマリアンナ・パントンが監修に携わっていることです。もっとも彼をよく知る人物による正確な復刻といえます。
実際ヴァーナー・パントンがご存命の時も、クリエイティブな部分以外は全てマリアンナが担当していたそうです。
一つの製品を復刻するにも、そのオリジナルを元に、マリアンナの監修を経て、良い部分は忠実に守り、劣化が目立つパーツは新たな素材にするなどクオリティを上げています。
パントンのプロダクトが評価されたのはまだ割と最近ですので、これから日本でも広がっていくと良いですね。
評価がまだ最近というのは私の見解じゃなくて、VERPAN側の見解ですよ。
話がずれるのですが、興味深い話題として、アルネ・ヤコブセンのアントチェアはパントンがデザインしたのではないか説です。
そんなことあるの?と驚きなのですが、ちゃんと理由のある話なんですよ。
パントンの経歴を聞くとわかりますよ。
アントチェアっていうと、成型合板の一体で座面と背もたれを作ると、腰掛けて背もたれに荷重をかけた時に、当時の技術ではどうしても背と座の間にクラック(亀裂)が入るってことで、そのクラックが入る部分を削っていったらあの形になったって記憶しています。
今はどうやってストーリーを説明しているんでしょうかね。
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