クレジットカードは利用者の方々には便利ですが、お店側としては使用されることで手数料をカード会社に支払わないといけませんから少々気になるものでもあります。
お店としてはクレジットカードじゃなくて現金が一番ありがたいです。カード会社に支払う手数料もありませんしすぐに手元に現金が手に入ります。
私のお店も最初からクレジットカードの利用はできるようにしています。
でも私はあまり手数料のことは気にせず、クレジットカードの利用だからといって特に何も思いません。
それに私の商売柄、家具の価格は数十万円以上になることが普通ですから、そんな現金を持ち歩いている人の方が珍しいです。その場で決めて払っていただけるということではお客さんも私も安心です。
そんなクレジットカードの利用も意外なことで良いところがあります。
実体験としてこんなケースがあり助けられました。
以前、店頭に初めてお店に来てくれた方が家具を買ってくれました。
いつも通り配送先や連絡先をカスタマーシートに手書きで記入してもらい、支払いをクレジットカードでしていただきました。
家具は後日にお客さんのご自宅に配送すると約束して諸々すべての話が終わり、カスタマーシートを控えとしてお客さんに渡して帰っていただきました。
それから別のお客さんの対応をしてから、先ほどの家具を買っていただいた方のカスタマーシートを再度確認しようとデスクの上を探すのですが・・・無いんです。全く見当たりません。
この日はありがたいことに来店が続き忙しくしておりデスクの上も書類が貯まっていく一方でした。
煩雑なデスクの上をどれだけ探しても該当のお客さんのカスタマーシートが見つからないんです。
可能性はひとつ。
カスタマーシートを書いてもらったのにコピーをとらず、原本をそのままお客さんに渡してしまったわけです。
久々に動揺しました。これどうしよう・・・と。
初歩的すぎるミスに自分で自分にガッカリです。
そこでふと目についたのがクレジットカードの控えです。
そして思いつきました。「クレジットカード会社の人に相談すれば解決するのではないだろうか?」と。
幸い私が利用しているカード会社と同じクレジットカードをお客さんが利用していることから、自分のクレジットカード情報を利用してヘルプデスクに電話しました。
そして”かくかくしかじか”と事情を説明したところ、個人情報保護の観点からお客様の情報をもちろん教えてはくれませんが、該当のお客さんに連絡をしてくれてお店に連絡するように伝えてくれるというのです。
お礼を言って電話を切り、数日後に該当のお客さんから電話がありました。
謝って再度連絡先や配送先を聞いたことで無事に遅延なく納品まですることが出来ました。
この件はものすごい助かりました。
クレジットカードは意外なところで助けられることもあるものですね。
つまりクレジットカードでの利用は手数料がかかるのですが、情報の保険としても使えるということです。
電話番号を間違って書かれていたとしても、クレジットカード情報さえあれば最終的に連絡することが出来ますからね。
この件、もし現金だったらどうしようもないので終わりでした。
いつまで経っても連絡もないし納品もされない!とお客さんが怒って私に連絡をしてくるかもしれませんね。その時に配送先を聞けるのですがそれでは遅いですから・・・
信用を損なう前に対応できて良かったです。
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