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イームズラフォンダチェアが生まれた訳とデザインの意味

イームズラフォンダチェア

イームズシェルチェアに比べて背もたれが低いこの椅子は”Eames Lafonda Chair(イームズラフォンダチェア)”です。

そしてLafonda Table(ラフォンダテーブル)。

 

このラフォンダチェアにはアームチェアタイプとサイドチェアタイプの2種類が存在します。

基本的な構造はイームズシェルチェアのままなのですが、二本の支柱を並べたようなベースと、背もたれを低く意匠をされているのが特徴です。

 

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この椅子とテーブルが生まれたのは1960年のことです

アレキサンダー・ジラードがニューヨークに開業するレストランの内装を手掛けることになりました。それがいまや伝説的な内装となった南米風レストラン「La Fonda Del Sol(ラ・フォンダ・デルソル」でした。

ジラードはこの内装を手掛けるにあたって、家具のデザインをイームズ夫妻に依頼しました。

そしてジラード、イームズの両社が共同で作り上げたデザインがこの椅子とテーブルです。

 

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注目は椅子の背もたれが低いデザインです。

シェルチェアの背の部分を短くしたのには理由があり、テーブルと並べた時に天板の高さと椅子の背もたれの面(つら)が並ぶようにです。

つまり、テーブルの天板と椅子の背もたれ上部が並ぶようにです。

こうすることで、レストラン内に椅子とテーブルをたくさん並べても、椅子の上部のでっぱりが無く平面に広がる空間が出来るため見栄えが良いからです。

 

後に、この椅子とテーブルはハーマンミラー社より製品化され発売されました。

 

ところで上のこの写真は1961年の雑誌に掲載されていたものです。

当時からすると、昨年ニューヨークにオープンしたレストランの最新の都会情報なわけですからすごい話です。

 

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