先日エジプトに行き、2025年11月にグランドオープンした大エジプト博物館に入るとこんな椅子がありました。

Grand Egyptian Museum
Grand Egyptian Museum

「ヘテプヘレスの椅子(Hetepheres chair)」です。
そしてこれが現存する世界最古の椅子です。
ヘテプヘレスはエジプト第4王朝(紀元前2600年頃)の女王でした。
つまり、この椅子は4600年前に生まれた椅子ということです。
黒檀と象牙で構成されており、表面をゴールドで装飾しています。
この素材のおかげで現在まで残っているのでしょう。(修復はされているでしょうが)

この椅子を見ればはるか昔、椅子は権力の象徴だということが良くわかります。
特権階級の為に、それを表す装飾をする、そして権威や威厳を示すわけです。
古代エジプト人は、椅子を人工的に自然な形で作ることで、宇宙に混乱を引き起こさないようにできると考えていたそうです。
意味はわかりません。
椅子の歴史は古代エジプトから古代ローマに伝わり、そこからヨーロッパに広がっていくので、この椅子が椅子の歴史の祖ということになります。

家具や椅子が好きなら最古の椅子は見ておくと良いのでエジプトに行ってみてください。
普通に公開されていますしギザなので不便な場所ではありません。

あとついでに、現存する最古のデイベッドもありました。
この斜めっぷりはどうやって使うのかよくわかりませんが、とにかくもっとも古いベッドがこれです。

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