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横浜・そごう美術館で開催中の「アーツ・&・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト」展に行ってきたのと思うこと

アーツ&クラフツ展の画像

横浜市のそごう美術館で「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」が2023年9月16日(土)~11月5日(日)のあいだで開催されています。

公式プレスリリース https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/23/artsandcrafts/pdf/flyer.pdf

そごう美術館HP https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

 

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そごう美術館で見れるウィリアム・モリス作品

展示内容の写真(唯一の撮影公開可能エリアです)

アーツ&クラフツ運動は19世紀末にウィリアム・モリスが主導したデザイン運動で、産業革命により機械化と大量生産による安価なプロダクトの興隆により粗悪な商品が溢れたことを批判し、手仕事に戻り生活と芸術とが交わることを主張したものです。

この展示ではモリスを中心に同年代に活躍したデザイナーの作品が見れます。

ただしフランク・ロイド・ライトまでとタイトルにつけているのに、ライトの作品は一番最後のガラス細工と映像のみなのでそこは期待してはいけません。

 

ウィリアムモリスのデスク

あまり主張しませんがアーツ&クラフツや同時期のアールヌーボーは好きです。

日本で展示をやっていたら観に行くようにしています。

私がこの時期のデザインを好きだと話すと同業界の人たちは少し驚かれます。そのイメージが無いようですね。

基本的に家具やデザイン関係はわりとなんでも興味があるのですが、私の商売的にミッドセンチュリー期の決め打ちに見えるのでしょう。

むしろ自分の商売に絡まないデザインを見ているほうが楽しいです。

 

ところで、このアーツ&クラフツ運動は現代も同じようなことが起きています。

19世紀末は機械化により大量生産が大きな流れを持ち現在まで続いています。

いまではAI化によりデザインの大量生産が大きな流れを持ち始めています。

デザインだけではありません、文章もイラストも建築すらもAIが作り出しています。

これによる問題ももちろんありますので、AIを批判したデザイン運動が起きても良いのではないでしょうか。

AIに頼るのではなく、人の力のみで作り出したデザインを生活に溶け込ませることですね。

もし既に提唱者が居たらすみません、もしいなかったらそうした運動が生まれるかもしれません。

 

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