家具業界にはKnoll(ノル)とWalter Knoll(ウォルター・ノル)という会社が存在します。
どちらも有名メーカーですが名前が似ています。両方ともKnollです。
偶然似ている名前かと思うかもしれませんが実は両社の創業者が親子という共通点があります。
Walter KnollとKnollの関係とは
Walter Knoll(ウォルター・ノル)とは
Walter Knollは1865年にドイツのシュトゥットガルトで、ヴィルヘルム・ノルが革ビジネスを創業した会社から始まりました。
1925年に息子であるウォルター・ノルが会社が引き継ぎ社名変更し現在のウォルターノル社となりました。
堅牢でモダンなデザインの家具作りをしており、特に革製品については前身の会社からの技術が生かされていることで秀でています。
1993年にロルフ・ベンツに買収されたことで現在はそのグループ会社の一員となっています。
Knoll(ノル/ノール)とは
Knollは1938年にアメリカのニューヨークでハンス ・ノルが創業した家具を製造販売する会社です。
数々の名デザイナーと共同し名作家具を生み出し、20世紀のアメリカンモダンデザインに大きな影響を与える会社です。
2021年にハーマンミラーに買収されたことで現在は現在はそのグループ会社の一員となっています。
Knoll創業者のハンス ・ノルの父親がWalter Knolのウォルター・ノル なんです。
だから名前が似ているわけなんです。
Knoll家の家訓は「子供たちは一人で外国に行き勉学と仕事を経験して自力で一人前になる」というものだったらしく、Knoll家はビジネス一族でした。
ということでWalter KnollとKnollの関係でした。
疑問に思っていた人には参考になったはずです。
コメント