急に思い出したことなのですが、お店をやっている人たちの注意喚起のために書きます。
私は2011年に家具を販売する店舗を開業したのですが、実店舗をやっているといろんな人が来ます。
来なくていい人たちも・・・
その中の一つに「町内に設置された地図看板に店名を掲載するために集金に来ました」というような人が来ることがあります。
見たことありますか?街中の通りや屋外にさりげなく設置してある地図看板を。手書きっぽいやつです。
もうもしかしたら設置してあったとしても目に留まらないかもしれませんね。
今はスマホで地図も見れますし気にしていないと発見できないかもしれません。
新しい店舗なんかが出来ると何処からともなく「地図に店名を載せるのでお金ください」と言いに来る人がいるんです。
私も6年前ですね、そんな人が来たのは。お店を始めたばかりの時でした。※この記事掲載時6年前です
すごくやらしいのは、「町内看板に御社の店名が掲載されるので掲載料〇〇円の集金に来ました」というように、掲載料というものを払うのが当たり前のように言ってくることです。
私のケースでは「矢場町町内会から来ました。町内に設置してある看板の店名を書き換えますので3,000円いただきます」と領収書を出してきました。事前連絡もなくいきなりです。
※矢場町というのは私がお店を開業した場所の町名です。
確かに私は町内会の一員ですが、掲載料を払うことがまるで”町内会としての義務”のように言ってくるんです。
領収書は宛名だけ空欄の状態で右下には地図製作する会社名が掲載されていました。
この時の私はけっこう無知だったので「払うもんなんだ!」と勘違いして支払ってしまいました・・・
実際に看板に店名が掲載されるので効果は別として詐欺とは言えないのですが、やり方が卑怯ですよね。
さも払うのが当たり前のように言ってくるからです。
それに、質問にも曖昧にしか答えません。わざと錯誤させるようにしているわけです。
”掲載料は毎年支払うもの”というのがあちらのやり方ですから、普通に「集金に来ました」と現れたらスタッフに任せているお店の場合、”集金が来たら払うものだ”と勘違いして払ってしまう可能性があります。
それに詐欺のケースもあります。
それは、その看板自体が無許可で設置してある場合です。
屋外に表示や広告を出すには、屋外登録行登録制度により登録された企業しか行うことが出来ません。
屋外広告業とは
「屋外広告業」とは、屋外広告物の表示や掲出物件(広告板など)の設置を行う営業のことで、具体的には施工業者が該当します。
- 元請け、下請けは問いません。
- 上記の営業を行わない広告代理業、看板製作業は該当しません。
名古屋市の場合
各自治体にHPがあると思いますので、そこを見ていただければ登録されている業者かどうかが判明します。
ここでちゃんと名前が掲載されている会社かどうか確認してください。
(確認できたからといって町内の看板に意味があるかは別ですけど)
無許可の業者が街中で町内看板の掲示をしても、それが発覚すれば強制的に撤去させられますのでお金を払って掲載してようがその時点で終わりです。
無許可の物に金払わせて掲載するのは詐欺としか言いようがありません。
無許可の看板なんてすぐに撤去されるでしょ?
そう思うのもわかります。
でも古くからその看板が設置してあると、それが周りにとっては当たり前の風景となり看板が無許可で設置されているものとは気づかなくなるものなんです。
ちなみに私はこのケースでした。無許可の看板業者でした。というか業者かどうかすらよく分かりません。
調べたら屋内看板業に登録されていない相手でした。
しかもその会社の地図の住所が郊外の普通の住宅なんですよ。
電話番号を調べて電話して、登録されていないことを突いて返金してもらいました。
みなさんも気を付けてください。
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