ハーマンミラー社の現行正規品イームズプラスチックシェルチェアの素材が変更されることになりました。
今までポリプロピレン製でしたが、新カラー展開とともに素材も変更となります。
新しい素材とカラー展開をするイームズプラスチックシェルチェア
新しい素材はポストインダストリアル再生プラスチック(PIR)です。
この素材は工場でのプラスチック製品をする際に出る廃棄物をリサイクルした素材です。
産業廃棄物を再利用することでプラスチックのロスを減らすことで環境にも配慮しています。
ハーマンミラー社の公表情報によるとこれにより年間に122トンのプラスチック廃棄物の削減に貢献しているそうです。
今までのポリプロピレン製のシェルチェアは在庫限りで販売が終了します。
もともとポリプロピレン素材になったのは、製造が終了したファイバーグラス素材の代替素材としてイームズシェルチェアの復刻する際に選ばれたからでした。
それが90年代の終わりなので、時代も変わり現代の価値観に合わせてアップデートされたことでの素材の変更でしょう。
新しいカラーを見るとヴィンテージオリジナルに存在するカラーもあれば、新しく作ったカラーもあります。
グレーグリーンがロビンズエッグブルーのように見えるのは気のせいでしょうか?
ペールブルーはコバルトブルー??
レアカラーを再現しているように見えなくもないですが、実物を見ていないので画面の色味でそう見えるだけかもしれません。
初めてポリプロピレン製のシェルチェアが復刻した時もヴィンテージオリジナルに存在するカラーを再現していましたが、現物はそう言われればそうでもそうかな・・・?といった感じなので何とも言えませんが。
イームズシェルチェアは発売から74年経ちますが、素材を変えて今も生き残っているのはすごいことです。
コメント