– Baguette –
デザイナー:Ronan & Erwan Bouroullec (ロナン&エルワン・ブルレック兄弟)
マジス(MAGIS)社が製造販売しているバゲットは2011年にロナン&エルワン・ブルレックロナン&エルワン・ブルレック(Ronan & Erwan Bouroullec)兄弟がデザインしました。
シャープなコンパスレッグを持ちながら、重量感のある天板を支える不思議な浮遊感を持ったデザインが特徴です。
ミニマルデザインかつ耐久性も兼ね備えた繊細な印象も受ける優れたテーブルです。
2004年ベスト・アウトドアー・ファニチャー賞(Wallpaper誌)受賞
2005年オデルツォ・デザイン賞受賞
2006年、コンパッソドーロ賞ノミネート
最も美しいコンパスレッグを持ったテーブルこそバゲット
ジャン・プルーヴェ EMテーブル https://www.vitra.com/ja-jp/product/em-table
コンパスのような広がりのある脚をコンパスレッグと呼びます。
有名なのはジャン・プルーヴェのEMテーブルですね。
1950年のデザインですが、それ以前からコンパスレッグを持ったテーブルは存在します。
現在でもコンパスレッグを持ったテーブル/デスクは数多く存在しますが、バゲットはその中でも特別に繊細で美しいデザインのテーブルです。
インダストリアル感が全くなく、高級感も感じさせるアルミダイキャスト製の脚です。
天板の重さに対してこの脚のシャープさはデザインするのにかなり苦心したそうです。
その甲斐あって見るだけでも気持ちの良いデザインになっています。
4人掛け、6人掛けと天板のサイズ展開があり、脚のカラーもホワイト、ブラック、ポリッシュドアルミニウムから選択ができ、天板はMDF製のホワイト/ブラック、ウォールナット、ガラス、大理石とかなりバリエーションが豊富になっています。
その組み合わせによりテーブルは表情を変え、合わせる椅子と空間へ柔軟に変化をします。
どのデザインでも脚のキレイなラインは圧迫感を与えず、軽やかなイメージがあります。
ハーマンミラー社は北米・カナダにおいてマジス社の独占代理店契約を結んでいます。
その為、ハーマンミラー製品とマジス製品はよく合わせて販売・利用されています。
例えば上写真はハーマンミラー社のテーパーチェアにウォールナットのブラックレッグのバゲットが合わせられています。
こちらはガラス天板のバゲットです。
アーロンチェアに高級感を加えてインテリアデザインです。
このようにハーマンミラー製品とマジス製品は相性がかなり良いです。
合わせる椅子の対象は広く、だいたいのデザインがバゲットにハマります。
イームズシェルチェアはもちろん相性が良いです。
マジス製品同士も当然です。
ちなみにバゲットチェアはありません。
アーロンチェアも格好良いです。
他とは一味違うデスクワークが作れます。
ダイニングテーブルとしても、作業用のデスクとしても優れています。
このテーブルは組み立て式ですが、まず脚をくみ上げた状態にしてから天板を載せてネジ留します。
この構造は組み立てするのには助かります。
天板を裏返して脚を取り付けてからひっくり返すというには重すぎるためです。
バゲットは優れたデザインのテーブルが欲しい人にはきっと気にいるはずです。
良いデザインのテーブル/デスクをお探しなら現代のデスクの中で最もお薦めできるデザインの一つですよ。
2022年3月に国内でバゲットデスクが新発売しました。
幅を1300mmと小さくした一人用デスクとして使いやすいサイズです。
さらにフェニックス天板を採用しており作業に適した強度を持っています。
映像で見ると臨場感がありテーブルのことはよくわかります。
日本ではほとんどが受注生産品のため納期が何ヶ月もかかります。
必要なタイミングに合わせて前もってオーダーが必要ですね。
バゲットの販売情報はこちらです。私のマジス正規販売店にて販売しています。
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