コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言以降、私の実店舗は4月から予約制にしてそれをずっと続けています。
このまま業態変更で実店舗は予約制にしようかなと考えています。
ところで、小売店でもある家具屋/インテリアショップを予約制にするのは非常に難しいものです。
本来は「集客を増やして売り上げを上げる」というのが実店舗の在り方ですから、それを制限して予約制にするのではチグハグになり普通のお店では経営が成り立たなくなると思われます。
そんな予約制ですが、したらしたらですごく良い点がありました。
それは、遠方のお客さんが実店舗まで来てくれるようになったことです。
私も経験があるのですが、遠くからわざわざその店舗のために出向いたら「お休み」ということがあります。
そうならないように事前に営業確認をしておくべきなのですが、それでも、その訪問時間にお目当ての店員や店長、自分が求める詳しいスタッフがいるかはわかりませんし、希望のサービスが受けられるか不明ですし、他のお客さんの対応していてこちらの対応をしてくれるかまではわかりません。
特に私のような1人でやっているような小さな店舗は、私が接客中だともうそれで他のお客さんの対応が出来なくなってしまいます。
この問題は私にとっても非常に大きな悩みとして過ごしていました。
コロナ以前から予約制にしてしまうべきかを考えていたところに今回のコロナですから決断した次第です。
遠い場所の店舗に行くときに「その店舗が営業しているか」と「お目当てのスタッフが対応してくれるか」「お目当ての製品/サービスがあるか」は非常に重要なことです。
時間をかけて行ったのに目的が達成できないのではあれば残念ですし、その可能性があると時間をかけて行きづらいものです。
予約制ならそれは安心です。
予約さえすれば、ちゃんとお目当ての人が自分のために対応してくれるということが確定しますからね。
事前に製品の展示があるかも確認できますしサービス内容もわかります。
そんなことで、私のお店は名古屋にあるのですが、他都道府県からの来店も増え、東京や関東からの来店だけでなく、遠くだと四国や九州からもお客さんが来てくれるようになりました。
ついでに名古屋観光と行きたいところですが、コロナもありますのでそういろいろ行きづらいですね。
本当に私のお店だけお越しいただき、そのまま帰宅するような方もいらっしゃいます。
そこまでして実店舗に来てもらえるのは、やっぱり直接わたしのような詳しくしっかり仕事をしている人と会って、現物を見ながら確認をしつつ買いたいからということだそうです。(私が自分で書くなという話ですが・・・)
予約さえしっかりすれば遠出だとしてもお店に訪問しやすくなります。
予約制にするのはこうしたメリットもあるものだと実感しました。
予約制の小売店もこれからの形としてあるべき姿なのでしょう。
遠くからわざわざ自分のお店のためだけに来てもらえるのは嬉しいものです。
だから、せっかく遠くからも来てくれた人に満足してもらいたいので、予約制にすることはそうした人たちのためにも必要なことです。
お店を営業する身としては、せっかく来てくれた方々に対して満足のいかないことをする方が精神的に辛いですからね。
私はこれでいつもすごく落ち込んでいましたので・・・
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