新品の製品でも最初から壊れているなど正常な状態ではないことを「初期不良」と呼び、その個体を「初期不良品」と呼びます。
私の専門である家具も製品である以上は不良品が存在することがあります。
せっかく気に入って購入したが家具が初期不良品だった場合は残念なことですが、通常※は同じ新品と交換納品がされるものです。
※家具によっては修理しか対応できないことがあります。
そんな初期不良品が手元に届いてしまったら気を付けないといけないのは購入店への迅速な連絡をすることです。
初期不良品はこうすると良い
初期不良と一口に言っても、どこまでを初期不良とするかは曖昧なものです。
オフィスチェアのような稼働パーツが多い家具の判別は簡単です。
新品なのに正常な作動がしなけば初期不良です。
その時点で購入店へ連絡です。
ただそれが、『この動きは・・・おかしいのか・・・おかしくないのか・・・?』と微妙で判断がつきづらい時があります。
その場合でも早く購入店に相談した方が良いです。
というのも、もしかしたらその微妙な状態が故障なのかもしれないからです。
本格的に故障しているまで行かなくても、僅かに故障をしていて正常とまではいかなくても稼働する場合があります。
その状態で使い続けるとダメージが浸透して完全に壊れてしまうことがあります。
放置することで症状が悪化します。
そうなってから購入店に『いや最初からおかしかったんですよ』と説明しても信じてもらえませんし、ルール上、初期不良対応もされなくなってしまいます。
初期不良は”納品してから○○日以内と対応しないといけない”と定められているのが普通です。
最悪なのは製品の保証が切れてからこんな事態となると有料修理代がかかります。
初期不良か判断に悩むぐらいの時は、とりあえずすぐに購入店に相談をするのが良いです。
それで不良じゃなく仕様だとわかればそれはそれで安心ですからね。
可動が少ないソファや椅子といった家具でも、今後の使用に差し支えるのではないかと思えるダメージがあったらそれも初期不良の可能性があるので購入店に相談です。
ただ、製造上の都合や輸送の都合でわずかにキズやスリ跡ぐらいはあるものですから判断は難しいですけどね。
それでも明らかに大きなキズがあればもちろん初期不良品なので交換となります。
そうじゃないと『後から申告しても使っていくうちにキズが付いたんじゃないの?』と疑われてしまいますから、早め早めの行動が良いです。
私もかなりの数の家具を納品していますが、初期不良はやっぱりあります。
その対応もちゃんとするのが販売する者の務めですね。
私も困るのは購入してから1年以上経ってから故障の連絡を貰い、最初からおかしかったといわれる時です。
もう初期不良ではないので修理となってしまいます。
それでもお客さんの為になんとか良い対応が出来ないかといつも考えて行動しています。
ということで、初期不良を後で見つけると困っちゃいますので、手に入れた家具は全体的に良く見ておきましょうね。
細かいキズぐらいは勘弁してください。
何回納品してもそういったことはあるものです。
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