– Carafe Table –
デザイナー:Charles Wilson (チャールズ・ウィルソン)
オーストラリア人デザイナーの「チャールズ・ウィルソン」がデザインをして2015年にハーマンミラー社から発売された「カラフテーブル (Cafafe Table)」は、都会で働く人のためのデザインです。
時間や場所に縛られず働く人のためへ向けたこのダイニングテーブルは、食事も仕事も一つにまとめるスマートさを持っています。
そして在宅で仕事をすることを早くから想定していた家具です。
2023年1月追記 カラフテーブルは廃番となりました
自宅で仕事も食事も両立できるダイニングテーブル
都会の生活は広いスペースを用意しづらく、場所も制限された中で生活をすることになります。
場所だけでなく時間の制限からも解き放たれた生活をするためには、自宅で仕事をするようなフレキシブルな考えが必要です。
このカラフテーブルは現在の働き方の変化に応え、機能とダイニングテーブルとしてインテリアデザインの美しさも両立しています。
デザインストーリー
天板から流れる様に伸びる金属の脚が特徴的です。
このデザインはハーマンミラー社の研究開発チームと、チャールズ・ウィルソンが東南アジアを訪れた際に、ベトナムの伝統的な木材で作られた釣り小屋を見たことでインスピレーションを受けたことで生まれた構造です。
天板を支えるために伸びる木のような脚は、気品さを感じるとともにこのテーブルの存在感を特徴づけるポイントとなっています。
使いやすい気が利いた引き出し
カラフテーブルには隠された引き出しを取り付けることが出来ます。
仕事をするうえで必要な道具やデバイスを隠すことが出来ることで収納として便利なだけでなく、ワークとプライベートを素早く切り替えるための活躍します。
仕事をしていても、すべて引き出しに片づけることでダイニングテーブルとして楽しむことが出来ます。
充電コードを伸ばすために引きだし底部には穴が空いているのもポイントです。
カラフという名前の由来
カラフ(Carafe)という名前の由来は、水やワインなど飲み物を入れる日常的な容器のヨーロッパ名から来ています。
チャールズ&レイ・イームズ夫妻はインド旅行をした際に”旅行中たくさんの物に感銘を受けてきたがその中でも日常的に使われているロタと呼ばれる水を入れるシンプルな容器が一番美しく印象に残る物だった”と記録を残しています。
ロタがヨーロッパでのカラフであり、ミルクや水など注ぎ分ける容器として年月をかけて形を変化させてきました。
本製品のデザイナーであるチャールズ・ウィルソンは、ロタやカラフのような”正しいスタイルが無い”ことをコンセプトにしています。
生活に必要とされる要素を反映した形は、どんな場所でもどんな用途でも働く人や家族のために機能と美しさを兼ね備えたデザインです。
在宅仕事で活躍するデザイン
このテーブルはテレワーク/リモートワークにピッタリなデザインです。
在宅で仕事をするのに適している部分として、仕事用のデスクとしてもダイニングテーブルとしても一つで済むという点です。
仕事部屋とダイニングルームを分けられないような場合は特に有効で、部屋に一つこのテーブルがあればすべてが完結します。
ワークフロムホームのお供として需要が増えそうです。
もちろん仕事場のデスクとしても単純に格好良いデザインとして活きます。
オフィスでこのテーブルを置いたら相当レベルの高い空間になるでしょう。
両面から使えるデザインは受け付けスペースに置くこともお勧めです。
特徴的な上品なダイニングテーブルとしても
普通にダイニングテーブルとしても良いものです。
引き出しにはカトラリーなど収納が出来るので天板上がスッキリします。
金属の脚は高級感があるため上質なダイニングセットを作り上げることが出来ますね。
バリエーション
木材はチェリーウッド/ホワイトアッシュ/ブラックから選択でき、脚はホワイト/ブラック/ブロンズ/ポリッシュドアルミニウムから選択可能です。
天板の幅はW1600mm/1340mmの2種類、好みの組み合わせがチョイスできます。
カジュアルな組み合わせから重厚な組み合わせにスタイリッシュな組み合わせまでどんなスタイルも自由です。
受注生産品のため納品にまで8~11週間ほどかかります。だからすぐには手に入りません。
実物のカラフテーブル
実物のカラフテーブルはこんな感じです。
脚がスマートなので空間を圧迫せず宙に浮いているような天板が格好良いです。
ストリームラインの脚の形状は見ていて飽きません。
カラフテーブルは専門スタッフによる特殊な施工が必要なため、普通のハーマンミラー正規販売店では販売が難しい製品です。
カラフテーブルは納品場所など確認が必要なため、事前に相談のうえ施工費用など見積もりをして現地で組み立て施工をするのが基本です。
それが全て出来るところではないと販売が出来ませんし、商品代金+施工料が発生します。
私はカラフテーブルの販売はしていますので欲しい方はご相談からどうぞ。
最近も沖縄へカラフテーブルを納品しましたが、全国へ納品できるように納品前に事前に組み立てできるように加工をしてから出荷をするようにできました。
すぐに手にはいるわけではないので将来のテレワークに向けてどうでしょうか。
※2023年1月 カラフテーブルは廃番となりました。
追記
>>カラフテーブル チェリーウッド/ブロンズベース W1600の在庫を用意しました。
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