テーブルを購入する際には様々なデザインから気に入ったものを選ぶことでしょう。
すると天板の素材は数多くあることに気づきます。無垢木材天板、合板天板、メタル天板、メラミン天板、そしてガラス天板。
ガラスの天板のテーブルを使うのはどういった良さがあるのか、その反面の気を付ける部分をお伝えします。
ガラス天板の良さ
透明なので見通しが良く圧迫感がない
テーブルの脚のデザインが上からも透き通ってよく分かるため、脚を強調したデザインならガラス天板は見た目が映えます。
見通しが良い見た目は圧迫感が無く、空間に置いた時にまるで透明かのように馴染みます。
例えば上写真のノグチコーヒーテーブルのようなものですね。
上から見た時の彫刻的な脚が魅力です。
この脚のデザインをものすごい楽しめます。
掃除しやすく清潔感がある
ガラスですから表面は凹凸が無くツヤツヤのため、食べ物をこぼそうが汚そうが拭けばそれでキレイになります。
食卓で使うと拭くだけで清掃が済むのは簡単です。
水分もOKですし染みたりしません。アウトドアでも使える便利な素材です。
金属のように錆びることも腐食が起きることもありません。
ガラスは劣化が少なく長く使える
ガラスの種類にもよりますが素材的に半永久的に使えます。経年変化もほとんどないです。
ただ劣化しないわけではありませんので、環境が悪いと寿命が早く来ることもあります。雨風や紫外線に赤外線など劣化する要因は多くあります。
劣化すると透明度が無くなっていくこともありますが、10年そこらで劣化するようなものではないので購入者の人生ぐらいはそのまま使い続けることが出来るでしょう。(後述のキズは除く)
高級感がある
ガラスを組み合わせたデザインは高級な印象を与えます。
透き通る素材を使った物は上質な存在感を醸し出します。
実際、高級家具では天板がガラスになったテーブルやデスクを見かけますし、高級店や高級商業空間では要所要所にガラス天板の家具を設置しています。
ハイクラスな雰囲気づくりに役立ちます。
ディスプレイ台としても使えるのもポイント。
良い面はこんな感じでしょうか。
ではネガティブな部分はなんでしょう。
ガラス天板の注意点
割れる可能性がある
これはもう素材であるガラス自体の問題ですね。
当然ガラスである以上は強い衝撃を加えると割れます。
上から重い物を落としたり、倒したり、固いもので叩いたりすると危ないです。
強化ガラスを使ったら割れないということはありません。衝撃を加えたら普通に割れます。
強化ガラスは割れ方が普通のガラスより安全な割れ方をするのでその点では推奨です。
通常家具に使うガラスは強化ガラスにしているはずです。安物はわかりません。
割れるという性質を持つ以上、配送から納品、搬入時には超慎重にやらないと危険です。大きなガラス天板であればあるほど困難になります。
ただ普段の生活で利用していて簡単には割れるようなガラスを家具に使っていることはほとんど無いので過敏にならなくても大丈夫ですが、手で持てるサイズの重量のあるものをガラス天板上で動かすのは注意が必要です。
後で書きますが私は割ったことがあります。
ガラス表面にキズが付く
食器をスライドさせるのでもキズがつきますし、それを長年繰り返すと表面がキズだらけになります。
もちろん木天板だろうがどんな天板でも使っていくとキズは付くのですが、ガラスは透明度が売りの素材として選択するものなので、キズだらけのガラス天板となると見通しが悪くなり非常に気になります。
さらにガラスはキズがついたら修復は難しいです。
フィルムやシートを張るという手もあるのですが透明度が減るので見た目が若干だけ損なわれます。
こんなところでしょうか。
最近はガラス天板のテーブルやデスクは一部を除いて減りましたね。
どうしても配送するにはいろいろ気になる部分があるので売る側にとってリスクを避けている感じは否めないです。
それでこの写真は私が以前勤めていたインテリアショップのカウンターに使っていたガラス天板の台です。
見事に割れています・・・
これ、私が手で持っていたセロテープカッター台(500g)が滑って落ちた結果です。
まさかこの程度の重さの物を落としたぐらいで割れるとはビックリでした。
ちょうど尖っている角から落ちたんですよね。そしたらこの惨状です・・・
ガラスの厚みは6mmの強化ガラスなので特別厚い天板というわけではありませんが、ちょっとしたものを落とすことが命取りになりえますから気を付けてくださいね。
以上を踏まえてガラス天板のテーブルをご検討くださいませ。
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