今回の内容ですが、少し刺激的な表現が混ざっているので食事中にはお薦めしません。
私は開業当初はお金が無さ過ぎて実家からバイク(自動二輪)で通勤をしていました。
少しづつガソリンを入れて毎日往復二時間の道のりを走っていまして、それを雨の日以外は休みなく続けていました。だって定期を買うお金もなかったので・・・
もうとんでもなく疲れました。身体の不調がピークでした、よくあんなことをやっていたなぁと感心します。自分のことながら。
バイクに乗るのは好きですし楽しいのですが、さすがに何の代わり映えもない国道を見続けるのは飽きます。
そんな日々を続けていたある日こんなことがありました。
ある日の帰り道
いつものようにお店の営業を終わらせてからも夜中まで仕事をした後にバイクで帰宅を始めました。
その時は珍しくいつもと違う道で帰るようにしました。なんとなく気分転換です。
あれは名古屋市浅間町の二車線を走っていた時ですね。
道の端にタクシーが停車しているのが遠くから見えたんです。
近づいていくとタクシーの横にサラリーマン風のミドルエイジの男性がタクシーにもたれかかるように座り込んでいて、その人に手をかけて呼びかけているタクシーの運転手がいたんです。
よく見るともたれかかっている人は体中真っ赤になっており血まみれでした。
それどころか臓物まみれで足も変な方向に曲がっている状態でちょっと直視しづらい状態でした。
そこで私は「あかん、これ事故したばかりだ」と判断をして、すぐタクシー後ろに停車をして運転手に声を掛けました。
私が「どうしました?救急車は呼びましたか?」と聞くと運転手は「同乗者がいなくなっったんですよ・・・」とよく分からない返答をしており混乱している状態でした。
これはいかんと運転手に救急車を呼ぶことを伝えて、すぐに救急に電話をしました。
救急車の到着を待つあいだ、場所的にも後続車が突っ込んでくると危ないのでタクシーの運転手に後続車に停車を知らせる立て看板を出してと言ったのですが、運ちゃんはしどろもどろな感じだったので仕方なく私が道路に立って車の誘導をしました。
その間にも倒れ伏しているサラリーマン風の男性に呼びかけを続けていましたが意識は戻りません。
しばらくすると救急車が到着をしました。
倒れている人の元へ救急隊を誘導をして搬送準備をしてもらったところ衝撃の事実がここで発覚しました。
なんと酔ってゲロ吐いて寝ていただけでした。
ことの顛末はこうです。
タクシーに二人連れで乗車をしていて途中でリバースをしてしまい、そのままもう同乗者は逃げてしまったそうです。そうしてゲロまみれの状態で外に引きづり出して運転手が声をかけたところを私が目撃したということなんです。
臓物に見えたのも全部吐瀉物です。だって赤ピンクでお腹あたりに溜っていたんだもん。夜だし勘違いしますわ。足が変な方向に曲がっていたのは、たまたまそう見えただけ・・・
じゃあ運転手も最初からそう言えよ
救急車呼ぶことを確認した時点で事情を説明しろよ
なにモゴモゴしてんだよ
なーんて文句を言ったところで、ものすごい気が抜けてものすごいバカらしい気持ちになりました。
けど事故じゃなくて良かったです。
でもローゲーまみれのサラリーマン風の男性は、これだけの騒ぎで大勢で呼びかけてもまったく反応を示さなかったので、もしかしたら急性アルコール中毒の可能性もあるため病院に搬送されました。
その後はどうなったか知りませんが、サラリーマン風の男性が目を覚ました時に状況を聞かされたらどんな気持ちになるのでしょうね。
ということでみなさん、被害状況に目を背けず、よーく見てから判断してください。
私はマジで本当に車に轢かれて身体が大変なことになっている人にしか見えませんでしたからね。勘違いは誰しもあります。(自分で擁護)
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