欧米の人たちには、漢字自体が好まれることがあるということは聞いたことがあります。
ちなみに漢字は英語で「Chinese characters」です。
そんな漢字にまつわるミステイクの話です。
漢字の意味を知ってる?
よくあるじゃないですか、海外のTシャツに書かれている”漢字の意味がとんでもない”なんてネタが。本人たちは漢字が読めないので、その意味のとんでもなさに気づかないというやつです。
別に馬鹿にしていません。本人が気にいっているのならそれでいいじゃないですか。指摘するほうが野暮です。
その逆で日本で売られているTシャツに書かれている英語の意味がとんでもないということもありますからイーブンです。
確かに見ますね、英語の意味わかって着ているのか!?というデザインを。
英語を学ぶのは大切ですよ。
それで話は戻って漢字の話です。
そんな家具業界でも漢字ネタを一つ見つけました。
イタリアのB-LINE社のカタログで奇妙な光景がありました。(B-LINE社はボビーワゴンのメーカーです。)
2011年にデザインされたカリム・ラシッドがデザインしたwoopyという椅子のビジュアル写真です。ご覧ください。
虫って。
よりによって虫ですか。なぜつけたし。
意味わかってるんでしょうか?
おそらくこの漢字の意味は分からないけどフォルムが格好良いとか、なんかそういった理由で載せたんだと思います。
ただ問題はよりにもよって虫だったということですね。”昆虫”でもなく”虫”です。昆虫だったらまだ・・・いや昆虫でも意味わかんないですね。
せめてミスチョイスするにしてももう少し意味が素敵な単語だったら良かったですね。
いや、この家具が虫っぽいから・・・とは全然違いますね。虫感ないですし、デザインストーリーも虫と関係しないです。
でももしかしたら意味をちゃんと分かっていても付けたのかもしれません。可能性は0じゃない。
意味わかってたら虫なんてつけませんか。
いくらinsectの文字が格好良く見えても意味知ったらつけませんもんね。ちなみにイタリア語で虫はinsettoです。
実は家具業界で海外のビジュアルに漢字が使われていることはほとんど無いので、それ自体珍しい光景です。
私たちも英語の意味を間違って使っていることもあるでしょうから、英語圏の人たちから見たら「なんじゃこりゃ」と思われていることもあるでしょう。
とりあえず、何をするにしても意味をちゃんと調べてからするのが良さそうですね。
皆さんも気を付けましょう。しっかり意味を確認してから載せましょうね。
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