店舗やオンラインショップでメーカーの家具を注文するとメーカー倉庫から直送されてくることも多いかもしれませんね。
お店は注文を貰ってメーカーに配送先を伝えて発注をするだけなので右から左へと簡単な仕事とも見えます。
この手法をやっている店が多いかもしれませんが、家具のことをよく分かっている店ほどこの手法はとりません。
家具をそのまま納品するリスク
家具のことをよく分かっている店は現場で活躍して働くから人がいるからこそ販売している家具のことも理解が深いです。
わかっているからこそな販売方法があります。
偉そうなつもりではありませんが私も分かっている方ではありますので、家具一つ一つの注意点を知っていることで、そのままお客さんの元へ送らず下記のような対応をしています。
・この家具は清掃をしてからじゃないとお客さんの元には送れない
・この家具は梱包方法をもっと厳重にしたり変えたりしないといけない
・この家具は倉庫保管出荷で大丈夫だけど交換や修理ができる予備や準備をしておかないといけない
・この家具は通常の配送業者だと破損するから配達か特別な配送方法にしないといけない
・この家具は使い方に難があるので注意点の資料を同封しなければならない
・この家具はネジを付属のものではなく新しいものをこちらで用意して交換しないといけない
・この家具はドライバーが付属していないから用意して同封しておかないといけない
・この家具はバリを削ったり磨かないといけない
・この家具は事前に加工してからでないと組み立てができない
などなどなど、家具ごとに注意点や対応が異なります。
もうそれはそれは一つ一つたくさん違います。
・この家具はネジを付属のものではなく新しいものをこちらで用意して交換しないといけない
これとかすごくないですか?
もともと同封されているネジを使ったらダメなんですよ、なんという罠なんでしょうか。
そりゃ知識がなかったら普通に使ってしまいますよ・・・
だからこれらを怠りそのまま客先に送ってしまうとクレームの元となりますし、何よりお客さん側が困ってしまいます。
現場で組み立てができないとか最悪なケースがありますから・・・
私も過去に失敗や痛い目にたくさんあってます・・・申し訳ないですが数え切れないぐらいのミスや失敗によってお客さんに迷惑かけていますし、迷惑をかけたリカバリー費用をかなりかけましたし、迷惑をかけないように自己負担で対応をしたケースも数え切れません。
せっかく販売したのに赤字なんてことがあると後悔してしまうのですが、これを繰り返さないようにと勉強代として考え次に活かします。
今でも全然ミスや失敗をすることがあります。
やっぱり初めて見る家具だとうまくいかない時があります。
申し訳ないです。
だからそうならないように初めての家具は事前に情報を集めて、知っている人に相談するとか下調べをしておきます。
家具の販売は大きいものなだけに何かあった際の費用が相当かかってしまいます。
だからこそ慎重にならないといけませんし、学んだ経験を活かしてお客さんの元へ届けないといけません。
販売してからのアフターフォローももちろんです。
いろいろな困りごとや相談や修理があります。これも今までにいろんな経験をしているからこそ二回目以降は上手くやれるようになります。
修理はメーカーに送るだけでは済まないケースがあります。初期不良だって理解一つで対応が変わります。
ということでメーカーの家具だとどこで買っても同じだと思われそうですが、店ごとに経験や販売方法が違うため異なった対応をされているんですよという話でした。
かたや客先直送しても大丈夫な家具はそうします。
もしくは客先直送してクレームが起きても対応がしやすい場合もそうします。(クレームが起きること自体が稀な場合)
これも経験上分かっていることですね。
どうしても海外製品はそのまま納めるには不安な部分がありますので・・・
安心できる海外製品だったら良いのですけどね・・・
メーカーの家具を販売するのにもこうしたことを気を付けているんですよ。ということが何となくでも伝わると良いです。
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