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柳 宗理による成形合板を使った流れるフォルムがキレイな天童木工のシェルチェア

柳宗理のシェルチェア

– シェルチェア –

デザイナー:柳 宗理 (Sori Yanagi)

 

工業デザイナーとして数々の実績を残した柳 宗理 氏が、1999年にこの椅子「T-3036」をデザインし天童木工にて製造販売されました。

「シェルチェア」の愛称がつけられたこの椅子は、成形合板の流れるようなフォルムが美しく技術的にも優れたデザインです。

 

民芸の精神で様式をつくる「柳 宗理」の紹介
20世紀の日本のインダストリアルデザイナーの一人であり、戦後のデザインの発展に大きく貢献した人物である柳 宗理の実績をお伝えします。 民芸を伝える重要人物でもあります。 彼の代表作バタフライスツールはニューヨーク近代美術館にて永久収蔵品にも選定されています。

 

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合板の仕上がりも美しい柳デザインの椅子

背もたれのアップ

柳デザインの中でかなり後期のデザインのこの椅子は、成形合板の一体成型で背と座が作られており、中央部が空洞になっていることで特徴的な見た目を持っています。

この空洞部分の形はヤナギデザインのロゴの形にくり貫いたように見えるのが面白いです。

一目で柳宗理による椅子だということがわかります。

 

柳ロゴ

YANAGI DESIGN ロゴ

 

1956ポリプロピレンチェア

中央部が空洞になっている椅子といえば、1956年に柳宗理自身がデザインをしたポリプロピレンチェアを思いだします。

こちらはDon Knorrのサイドチェアのような雰囲気を持っており、この年代は中央部が空洞になっているデザインの椅子がデザイナーは違えどいくつか存在します。

もしかしたら当時流行っていたフォルムなのかもしれません。

 

座面裏の写真

座面にクッションを取り付けることで座り心地をよくする一方で、シャープな合板のラインとくり貫いた部分が繊細さを感じ、細いステンレスの脚でキレイにまとまっている椅子です。

柳デザインの椅子の中で住宅でもコントラクト空間でも使いやすい万能さが良さです。

 

シェルチェアの愛称ですが、1960年代に柳宗 理 氏はコトブキ社よりFRP製のスタッキングできる椅子を作っていましたが、あれもシェルチェアと呼ばれていました。

 

座り心地は結構良いですよ。

天童木工の合板製造技術の高さがわかります。

 

椅子を撮影した場所は埼玉県立近代美術館です。

名作椅子がたくさんあって座り放題!埼玉県立近代美術館
埼玉県さいたま市にある美術館にはピカソや 川合玉堂といったアートを収蔵していながら、別名”椅子の美術館”と呼ばれるほど多くの名作椅子が展示されています。椅子コレクションを紹介します。

 

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