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未来の自分のために働くという考え方

未来の自分のため

私は個人事業主として家具を売る仕事をしているのですが、どうしてもうまくいかない時や無下にされることもあったりと凹むときがあります。

理不尽や苦しい状況に置かれると、どうにもやる気が無くなるときがあるんですよね。恥ずかしながら。

それは社会で働いている皆さんも同じように凹んだり苦しんだりされていることと存じます。

 

そんなうまくいかない時はやりがいも無くなり『このまま続けていても意義があるかな・・・・』と悩んでしまったことも。

 

そんな時に、初めてお店を訪ねてきてくれた方がいきなり大きな予算の家具を買ってくれることがあります。

それだけでそのお客さんのために頑張ろうと決意しますしありがたさで一杯なのですが、いろいろ話しているとどうも初めてお店へ来ていただいたわけではないようです。

 

『6年前にここにきて、その時にいろいろ相談とか話をさせてもらったんですよ~。すごい詳しい人だったので、だからその時から家具を買うときはここで買うと決めていたんです!』

 

なんてことを話してをしてくれるんです。

マジっすか。

 

でも6年前とか全然覚えてないんですよ。

 

何を話したか一つもわからないのですが、けどお客さんはずっと覚えていてくれたわけです。申し訳ない。

 

その時の自分へ”よくやった”と他人事のように感謝します。

心は嬉しさでいっぱいです。

 

これで今まで何回も助けられました。

やばい時に良い話がくることで何とか今も商売を続けられています。

 

実はこうした数年越しにお客さんになってくれるということは度々あります。

まだ開業して9年目なのですがこれが30年とか続けているような人はもっともっとあることなのかもしれません。

 

やる気も無くなり人のためにも社会のためにも家族のためにも、なんの為に働くかわからなくなったら「未来の自分のために働く」という考え方が良いかもしれませんね。

 

あの時自分がちゃんと働いたからこそ、いまお客さんになってくれるわけです。

過去の自分がやらないと今の自分へは返ってきません。

 

ということは、いま自分がやらないと未来の自分へは何も贈ることが出来ません。

 

いまもし何もせず歳を取ったらこう思うのでしょう。

 

『せめてあと10年で良いから戻ってやり直したいな、そのときちゃんと営業しておけばよかったな』

 

そう後悔するんでしょうね。

 

これもあってほぼ休まず仕事をし続けています。

なんか後で後悔したくないからです。

何の能力も秀でたものもないなら、せめて休まず働いておこうと。

仕事がダメになったときに『あの時せめて休まず働くぐらいしていたら違った結果になったかもしれないなぁ、能力もないのに休んでいる場合じゃ無かったよなぁ・・・』と残念に思うかもしれませんので。

 

だから続けないといけませんよね。

いくら数年越しに何かあるかもしれないといっても、その数年後まで自分が生きてないといけませんから。

 

逆パターンの積み重ねはどうでしょうかね・・・いわゆるその時だけ都合よく利己的に刹那的に卑怯な選択をとる商売の仕方です。

積み重なった負の行動はいずれどこかで返されるかもしれません。

 

未来の自分のためにとるべき行動がありますよね。

 

というか、そもそもこれは人生の基本ですか。

いまさらな話でしたね。

 

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