IdcNコレクションシリーズvol.24
Electric Media ラジオの時代
愛知県名古屋市中区栄にある国際デザインセンターでは、20世紀デザイン史において日本の産業デザインにも大きな影響を与えた、1930年代のアール・デコ期のアメリカのデザイン製品を所蔵しています。
グラフィック作品から家具や食器などのプロダクトまでライフスタイル全般にわたる多様な作品のコレクションは約2,000点余りにおよびます。
Idcnコレクションシリーズ展では、毎回テーマを設け当時の作品を紹介しています。
ラジオの時代概要
アメリカでは1920年代、機械技術の発展とともに通信手段が発達し、新しいメディアとしてラジオが圧倒的な支持を集めました。
この頃、ラジオには目覚ましい技術の進歩の中で開発された新しい機能や素材がプロダクトデザイナーの手によって取り入れられ、次々と魅力的な製品が生み出されました。
本展では、1930〜40年代に製作されたラジオを中心に、これらをデザインしたプロダクトデザイナーの仕事や、エンターテイメントビジネス急成長の礎となった映画、音楽などの関連資料により当時の社会背景を紹介。合計約60点の作品、資料を展示します。
(左)ストリームライナー・ベビー・ラジオ/1941年/フェイダ社
(右)グローブ・ラジオ/1935年/デザイナー:レイモンド・ローウィ/コロニアル社
(左)アーウィン・ベビー・ラジオ/1946年/アーウィン社
テンプル・クローム・ラジオ/1940年代初期/テンプル社
(右)スパートン・サークル・ラジオ/1936年/ウォルター・ドーウィン・ティーグ/スパークス・ウィシントン社
【会場】
デザインギャラリー
〒460-0008 名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパーク・デザインセンタービル4階
【日時】
2019年8月24日(土)〜 2019年9月22日(日)
12:00 〜 19:00
【休日】
毎週火曜
【費用】
無料
【主催】
株式会社国際デザインセンター
【問い合わせ先】
デザインギャラリー(会期中会場専用tel052-265-2126)、国際デザインセンター 事業部 tel052-265-2105
今回展示しているかはわかりませんが、デザインセンターはイサム・ノグチがデザインしたラジオも所有しているんですよ。ベークライト製で出来たゼニスラジオ社のものです。
昔私はデザインミュージアムのお手伝いをしていたことがあるのでその時に見覚えがあるんです。
今も所有しているかわかりませんし、所有していても展示しているかはわかりません。
実はアールデコ期のデザインも私は好きなのですけど、この時代のラジオのデザインは素晴らしいですので、アールデコ期のデザインに興味がある人には見逃せないですし、家具デザインが好きな人もお勧めできますよ。ラジオって部屋に飾っておくものですからデザインは重要ですし、今となってはインテリアオブジェです。
歴史を垣間見ることもセンスを養うにはお薦めですよ。
コメント