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プライオリティパスが改悪された本当の理由とは?節度なき利用とその影響を解説

プライオリティパス巡り

よく海外に行く私にとって、プライオリティパスは便利なアイテムです。

プライオリティパス(Priority Pass)とは、世界中の空港ラウンジをや空港レストランを利用できる有料の会員サービスです。

エコノミークラスの利用者でも、提携している空港ラウンジを使えるのが大きな魅力です。

そしてエコノミーにしか乗らない私にとっては、唯一ラウンジに入れる手段なので重宝しています。(いつもバラバラの航空会社に乗るのでステータス無し人間)

そんなプライオリティパスは、昨年よりサービスの改定が続いています。

発行するカード会社によって対応は異なりますが、回数制限を設けたり、レストランの使用不可にしたりと様々です。

制限が増えたことで「改悪」と非難されています。

 

この記事のAI要約

プライオリティパスのサービス改定は、利用者の過剰利用が原因です。特にインフルエンサーの「ラウンジ巡り」が影響し、回数制限や利用制限が導入されました。楽天カード発行のプライオリティパス利用者が増えたことも背景にあります。カード会社への批判は筋違いで、節度ある利用が求められています。

 

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プライオリティパスの改定はカード会社のせいではない

しかしカード会社に対して「改悪だ!」と叫ぶのは少し違います。

そもそもサービスが改定された原因は、カード会社ではなく利用者側にあります。

そのきっかけとなったのが「プライオリティパス巡り」をするインフルエンサーの存在です。

 

本来の利用方法と節度ある使い方

通常、プライオリティパスの利用は「1つの空港につき1度」を想定しています。

フライトの待ち時間にラウンジを利用したり、食事をする程度が一般的な使い方です。

そう、通常は、です。

 

インフルエンサーによる「ラウンジ巡り」行為

世の中には、このプライオリティパスを使って1つの空港内で使えるだけ使おうとする人たちがいます。

ラウンジが3つあれば、短時間で3つすべてを巡るような行為です。

さらにレストランやサービスがあれば、それも全て利用します。

ラウンジを短時間で巡ることに意味はありませんが、「全部見てみたい」「食べ比べたい」といった理由で入退室を繰り返します。

これを“裏技”や“ライフハック”と称してSNSやYouTubeで発信するインフルエンサーがいるのです。

「プライオリティパスは全部使わないと損」といった情報や、空港で一日中プライオリティパスを使う動画、ラウンジの写真・映像などが拡散されています。

 

かつてのプライオリティパスは節度ある使い方だった

もともとプライオリティパスは、ステータスのあるカードに付帯するサービスでした。

利用者も自然と節度ある使い方をしていたため、特に制限を設ける必要がなかったのです。

それが「収益」や「優越感」のために、無駄な利用方法を拡散するインフルエンサーの登場によって状況が変わりました。

旅系YouTuberの中にも、プライオリティパス巡りの動画を投稿している人がいますが、はっきり言って下品です。

 

プライオリティパスの制限が始まった理由

こうした流れを受けて、プライオリティパスの利用制限が始まりました。

その引き金となったのは楽天カードです。

楽天プレミアムカードは比較的条件が緩いため、プライオリティパスの所有者が一気に増えました。

結果として、インフルエンサーの真似をする人が増え、無駄な利用が加速。

制限の導入につながったのです。

 

楽天カードの制限内容と他カードの対応

現在、楽天発行のプライオリティパスでは、ラウンジの利用が年間5回までに制限されました。

それでも年に数回の海外旅行であれば充分な回数です。

つまり、「無駄に巡る行為」だけが制限された形になります。

他のカードでも、レストラン利用が不可になるなどの制限が導入されていますが、条件の低いカードほど制限が厳しくなった印象です。

とはいえ、アメックスのセゾンカードなどはまだ制限が緩いまま残っています。

 

「改悪」と叫ぶのは的外れ

結局、自分で自分の首を絞めた結果なので、「改悪」と叫ぶのは筋違いです。

プライオリティパスのコストはカード会社が負担しており、何度も意味なく利用されてはたまったものではありません。

それを理解せずに楽天が発行してしまったのは誤算だったかもしれません。

おそらく、インフルエンサーのような輩がラウンジ巡りなどを発信するとは想定していなかったのでしょう。

黙って節度をもって使っていれば、今のような改定は起こらなかったかもしれません。

 

インフルエンサーは影響を受けない

そして皮肉なことに、当のインフルエンサーたちは収入もあり、制限のない上位カードでプライオリティパスを維持しているはずです。

つまり、今回の制限で困っているのは、真似をした人たちだけ。

インフルエンサーはむしろさらに拡散して影響力を広げていくのでしょう。

 

「タダだから使わなきゃ損」という考えの落とし穴

この「タダだから利用しないほうが損」という卑しい考え方は、個人主義の末路だと思います。

なんでもそうですが、タダのものほど節度を持って、静かに利用すれば、みんながハッピーになれます。

それを一部の愚かな行動がルールを増やし、サービスを劣化させ、社会を窮屈にしていくのです。

 

ちなみに、私はVISA発行のプライオリティパスなので今のところ制度の変更はありません。

これも改定されるようなら純正申し込みのプライオリティパスしか無制限に利用できなくなるでしょうね。

 

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