香川県高松市にはジョージ・ナカシマの家具を日本で唯一製造する桜製作所があります。
その本社敷地にはジョージ・ナカシマ記念館が併設されており、誰でも入場することが出来ます。
現地に行ってきましたのでその模様をお送りします。
ジョージ・ナカシマ記念館訪問レポート
ジョージ・ナカシマ記念館の住所は香川県高松市牟礼町大町1132-1です。
入場料がかかりますので詳しくはHPにてご確認ください。
公式HP https://www.sakurashop.co.jp/memorial_hall/
高松駅や高松空港から電車でも行けますが、車にしたほうが香川巡りがしやすくなります。
建物は一階と二階に分かれており、一階に受付とギャラリーショップがあり、ジョージ・ナカシマの作品だけでなく桜製作所による作品が多数展示されています。
さらにここについては実際に座ることも出来ます。
二階はジョージ・ナカシマ解説パネルと第一展示室&第二展示室があります。
入口すぐのホールにはジョージ・ナカシマ本人を模した木の彫刻が飾ってあります。
似てる。
訪問した際は永見さんの奥さんに対応していただきました。
色々解説をしていただきとても良いお話でした。
ナカシマの作品にこれだけ座ることが出来る場所はなかなか他ではありません。
お店とは違うのでここで展示されている家具の販売はしていません。
(展示品と同じ家具の新規オーダーは可能です)
中には50年以上も使われている個体もあります。
とてもそうは見えませんが、元の木と家具が良いと時が経ってもまったく見劣りすることもなく時間も感じさせません。
年代の変化を最も感じるのはスポーク部分だそうです。
ここの変化を見ればどれだけ時が経ってかわかりやすいようです。
天板を開いて繋いだこのテーブルはナカシマが最初に考え付いたデザインだそうです。
建具ではこの手法は昔からあったそうですが、それをテーブルの天板にするのは無かったそうです。
恐らく当時は違和感のある天板に見えたかもしれません。
ナカシマらしい木を活かした手法です。
桜製作所はナカシマに限らず自社のハイクオリティな木の家具を製造しています。
そうしたプロダクトもここでは数多く展示しています。
ギターもありました。
一階の天井には以前の工房から移築をしてきた梁が飾られています。
この梁には当時訪れた方々のサインが刻まれています。
中にはイサム・ノグチのサインや剣持勇のサインもありました。
永見さんは「この梁はうちの宝」だと仰っていました。
この記念館には二階があります。
入場は可能ですが撮影は不可となっています。
そのためその模様をお見せすることは出来ません。
二階はナカシマの作品が大量に展示されており、特に貴重なオリジナルも見ることが出来ます。
あまりにも素晴らしいので是非、実際に訪問して確認してください。
このSNS全盛に実際に行かないと見れないというのは素晴らしいことです。
ショップもあります。
ポストカードや書籍の購入が可能です。
もちろん先述の通り家具の注文をしたい方はここで可能です。
ジョージ・ナカシマの素晴らしい作品を堪能できる最高の場所です。
アメリカンモダンデザイン、ミッドセンチュリーデザインが好きならもちろん、ナカシマは讃岐民具連にも参加していたので工芸好きにもお勧めできる場所です。
出来ればナカシマの家具も購入して一生大切にしてもらいたいですね。
その時の模様を動画にまとめています
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