珪藻土の時計 洗い出し
designed by Yuichi Nara
株式会社タカタレムノスから奈良雄一 氏デザインによる掛時計「珪藻土の時計 洗い出し」が2023年9月1日より発売開始されます。
「珪藻土の時計」第3弾で、左官職の技法の一つ「洗い出し仕上げ」を用いて製作された時計です。
建物の壁を仕上げる左官職の技法の一つ「洗い出し仕上げ」を用いて製作した珪藻土の時計
この時計は、寒水石という純白な結晶質の石灰岩を骨材に使用しており、それを左官職の技法の一つ「洗い出し仕上げ※」を用いて製作しています。
無数の石が光を乱反射させてきらきらと細かく輝き、緩やかにカーブする時計の形状は表面に光と影のグラデーションを作り見る角度や時間帯により表情が変わります。
「洗い出し仕上げ」とはモルタルに砂利や小石等の骨材を混ぜて塗り、硬化する前に表面を洗い流して骨材を表出させ、それを壁や床の表情として見せる技法です。
【珪藻土の時計 洗い出し】
寸 法:φ255×d37mm
重 量:800g
素 材:珪藻土、モルタル、寒水石
価 格:16,500円(税込)
J A N:PK_4515030101451/WH_4515030101420/BG_4515030101437/GY_4515030101444
派手で輝く時計は目立ちはするのですがデザインとして上質とは言えません。
そこを伝統的な技法を使うことで、素材を活かし美しい輝きを実現しています。
時計としての本分は見失わず、最小限で存在を発揮させるデザインですね。
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