イームズを読み解く
図面からわかった、その発想とデザイン
著者: 寺原 芳彦
株式会社誠文堂新光社から寺原 芳彦 氏著書による『イームズを読み解く』が2022年7月12日(火)より発売されます。
数々の椅子などの名品を生み出した世界的デザイナーである、チャールズ&レイ・イームズ夫妻を、既刊のイームズ関連書にはなかった切り口で紹介した一冊。
<本書の特徴>
・本書の半分以上のページを使って、イームズの椅子やテーブルの貴重なオリジナル図面を55枚掲載。
・図面などから、イームズの発想やデザインコンセプトを読み解きます。
・図面と椅子などの写真を並べて載せ、読者がわかりやすくイームズ作品を理解できるようにしています。特徴的な箇所は、拡大写真を掲載。
・イームズの多方面にわたる業績(映像、エキシビション、建築など)、さまざまな分野の人たちとの関係(エーロ・サーリネン、イサム・ノグチなど)、日本への影響(イームズの椅子が日本で製造、剣持勇などのデザイナーとの交流など)などをコンパクトにまとめて紹介。
・イームズの生い立ちや業績を網羅した年譜を、巻末に掲載。
イームズ夫妻にスポットを当てた日本語の書籍が発売するのは随分と久しぶりですね。
大抵はミッドセンチュリーというカテゴリーで発売されているので、イームズだけの本はここ10年でありましたっけ・・・?
もしかしてそもそもイームズの日本語本自体が珍しいかもしれません。
イームズの本はたくさんありますがほとんど英語ですからね。(私がイームズ本の存在を見逃していたらすいません。)
本の内容は図面からアプローチするという珍しいものです。
いまさらイームズ夫妻の事やデザインを紹介するだけでは本として成り立たないでしょうから新鮮な内容です。図面はどこで手に入れたのでしょうか?
前に私がハーマンミラー米国本社に行ったときに資料室に入れてもらいオリジナルの図面を見せてもらったのですが、一部図面は木の板に書かれていたのでこの本にはどのように掲載されているのか、どこが提供しているのか気になります。
知らない情報がたくさん載っていると嬉しいので楽しみです。
ところで素朴な疑問なのですが、こういった本はちゃんと売り上げがあるのでしょうか・・・?
売れてくれると良いのですが、かなりニッチな内容ですから一般受けはしないでしょうし、やっぱり一部のイームズ好き、家具好き、デザイン好きだけがターゲットになるのでしょうか。
画像と文章の引用は公式HPより https://www.seibundo-shinkosha.net/book/art/71789/
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