– Tissue box –
デザイナー:蓮池槇郎 (Hasuike Makio)
ティッシュボックスに”名作”というものがあるか尋ねられればgedy社のティッシュボックスが該当すると私は考えます。
1977年にミラノ在住のデザイナーMakio Hasuikeによってデザインされたこのティッシュボックスは、ミニマルデザインの先駆けであり実用的なフォルムです。
ミニマルデザインを体現するティッシュボックス
欧州のホテルやコントラクト施設で定番として使われているこのティッシュボックスはABS樹脂のみで作られています。
シンプルの極みのようなデザインであり、左右のボタンを押すだけで上蓋が全て外れることでティッシュの交換が容易なのもポイントです。
頑丈さもあるので繰り返しの使用にも耐えられます。
背面に穴が2つ空いていることで壁に引掛けることもできます。
置いても掛けても使える汎用性の高さが良いですね。
スリムタイプのティッシュボックスごと収納が可能です。
ボックスのデザインを隠すことが出来るので一貫した清潔感を保ち続けます。
箱無しのエコタイプのティッシュようの収納としても使えます。
デザインも優秀ですしロングセラーであることで名作ティッシュボックスと言えますね。
このティッシュボックスですが、日本のミッドセンチュリー好きにはごく当たり前のプロダクトです。
というのも、gedyの製品は一部をセレクトされ東京のみならずミッドセンチュリー系のショップでよく扱われていたからです。
一昔前のショップでティッシュボックスと言えばはこれか、プライウッド製のティッシュボックスか、あとデュエンデのティッシュボックスでしょうかね。
それに、なかなか良いデザインのティッシュボックスが見つからない人にはこのgedyのティッシュボックスが受けました。
gedy社の製品も古くから日本の代理店が輸入販売をしていましたが、最近それを辞めてしまったためもう見ることが少なくなるでしょう。
販売終了してから私もここで更新するという。
ということで、ティッシュボックスのデザインにまでこだわる人にはお勧めのプロダクトでした。
冒頭写真のクロームも以前は日本でも流通していましたよ。
それにしてもティッシュという存在は時代を超えても変わらず誰でも愛用しています。
これこそすごいデザインですね。
だからティッシュボックスも形は変えず長年使い続けられます。
コメント